近畿植物同好会 掲示板
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六甲高山植物園に行きました
相良真佐美 投稿日:2023年10月03日 18:14 No.907
9月27日(水)、涼しくなったので親しいメンバーたちと六甲高山植物園に行きました。

●植物園では、阪神タイガースリーグ優勝記念として、「トラキチラン」が展示してありました。
1902年に案内役の神山寅吉が日光の山中で見つけたのを、寅吉にちなんで牧野富太郎が「トラキチラン」と命名しました。

●フジバカマにアサギマダラ数頭が集まっていました。翅に記号が書いてあったので、メンバーに各自のスマホに映っているアザマダラの写真を送ってもらいました。
結局、記号が書いてあったのは、このUTU1499のオスの1個体だけでした。
アサギマダラの記号は一般に通用している慣習で記入していますが、きっちりは決まっていません。
ちなみに、野鳥は記号を刻印された足環をつける鳥類標識(Bird Banding)を環境省が山階鳥類研究所に委託し、公的に管理しています。

"UTU"は長野県の美ヶ原から放たれたことを表します。上昇気流に乗って六甲高山植物園のフジバカマまで、はるばる直線距離で約300kmを飛んできました!
各写真の右下のアルファベットはスマホの写真を送っていただいた方のイニシャルです。ご協力感謝します。

以下ランダムに
●キイジョウロウホトトギスが見頃を迎えました。満開になると休息所の裏の壁面は壮観になります。
●マツムシソウは、松虫が鳴く晩夏から初秋にかけて開花するので名付けられ、咲き誇っていました。
●キレンゲショウマは植物園ではショップアルピコラのデッキの全面に植栽されています。花は終りで少しだけ残っていました。
●キクバヤマボクチ、ツルニンジン、ヤマトリカブト、ホトトギス、アケボノソウ、レイジンソウ、カワミドリなどがありました。


野鳥の足環 相良真佐美 投稿日:2023年10月04日 13:54 No.914
植物の話でなくてすみません。

野鳥の足環について、質問が来ているので「日本野鳥の会」の会員の時の実体験で説明します。

 10年ほど前に伊丹市昆陽池で水鳥の撮影していると、足に金輪と緑のリングを付けたオナガガモが見つかりました。
 詳しい人に尋ねると「画像を山階鳥類研究所に送るように」と教えられ、不鮮明な画像でしたが送りました。
 数日後、回答があり「昨シーズンに、この昆陽池でバンディングされたものが戻ってきた」とのことでした。
 このデータには、放鳥日時、場所、属性がびっしりと記載されていました。
 これでこの個体が今年も同じ場所に戻ってきたと実感しました。
 
山階鳥類研究所は環境省から委託を受けた公的機関で、海外の鳥類研究機関とも連携しています。
日本では、鳥類標識調査員(バンダー)として資格試験を合格者した主にボランティアが活動しています。
 
山階鳥類研究所の「足環など標識のついた鳥を見つけたら」を参照してください ↓
 https://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#Anchor-49575
 




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