近畿植物同好会 掲示板
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新刊紹介
相良真佐美 投稿日:2023年09月12日 17:17 No.858
アマゾンに予約していた「もっと菌根の世界: 知られざる根圏のパートナーシップ」が今日到着しました。

末次健司さんがXでつぶやいていた「たくさんのふしぎ9月号の次のステップはこれ」と聞き予約していました。
陸上の植物の70~80%はアーバスキュラー菌根ということで、アーバスキュラー菌根を今までWebで調べていましたが、
途中で説明があやふやになったり、結論が飛躍したり、急に難しい言葉でごまかしたり、Webでは堂々巡りでした。

この本は、末次健司さんを始め11名のこの分野をリードする専門家の章ごとの執筆で、語句の解説など分かりやすかったです。
少しずつですが、疑問点が理解できました。最新の用語も丁寧に解説してあるので、辞書として長く使えると思いました。
前書と重なっているところもありますが、新しくツツジ型菌根も載っていました。菌根に興味のある方にお勧めです。

書 名 ‏ : ‎ もっと菌根の世界: 知られざる根圏のパートナーシップ 
著 者 ‏ : ‎ 斉藤雅典 編著
出版社 ‏ : ‎ 築地書館 (2023/9/12)
発売日 ‏ : ‎ 2023/9/12
単行本 ‏ : ‎ 352ページ
定 価 ‏ : ‎ 本体2,700円+税


「タネガシマムヨウランの仲間」は新種でした 相良真佐美 投稿日:2023年09月14日 11:58 No.860
たくさんのふしぎ9月号「植物」をやめた植物たちに関して、末次健司さんから、

【この冒頭で出てくる「タネガシマムヨウランの仲間」ですが、ボルネオで普通に見られるタイプの「タネガシマムヨウラン」なのですが、
 写真の通り「タネガシマムヨウラン」そのものとは異なります。
 ということでマリアウで採取できたので2018年にAphyllorchis maliauensisと名付けて新種記載しました!】

論文は英語です ↓
https://tinyurl.com/34u6axry

論文によると2015、2018年とボルネオ島の保全地区をマレーシア・サバ大学の人たちと調査し新種Aphyllorchis maliauensisを見つけました。
和名は命名されてないのですが、現地の方に気を使って、日本産ではないので、和名は命名されなかったのかも分かりません。
学名はマリアウがはいっているので和名は「マリアウムヨウラン」とでもされたらと思いました。本では「タネガシマムヨウランの仲間」となりました。




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