9月末の少し涼しい日に探しに行ってみました。ネットを見ても参考になる記事や写真はほとんどありません。仕方なくWikipediaの写真と本文を打ち出して、それを手に向島駅から宇治川の土手近くまで田圃の中を40-50分ほど歩いて、私に見つかるワケないよな~と引き返そうとしたとき、足元に小さなとても変なメヒシバみたいな物が、骨だけの傘のように四方八方に広がった花序をつけて、しかも黒い小穂をつけて立ちすくんでいます。長い芒も見えます。ナントWikipediaの記述「花序は放射状に伸びた数本の真っ直ぐな枝からなり、黒っぽい小穂に長い芒を持つ」に合いそうです。しかも根元に枯れたのも混ぜて葉が団子のようについている様子もWikipediaの写真に似ています。半信半疑で持ち帰り、植村先生に写真をお送りして「チャボヒゲシバChloris truncata R. Br.です」と返信をいただいた時の驚き!学問的なことは植村先生にお教えいただかないと何も分かりません。私のチャボヒゲシバ発見記でした。