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ヤブカンゾウとノカンゾウ
植村 修二
投稿日:2022年09月19日 17:05
No.328
バラ、カーネーション、キクは三大切り花といわれており、たいていどこの花屋でも売っています。普通、人がイメージするこれらの花は花びらが重なった八重咲きの花です。
一方、自然界では八重咲きの花は少なく、タンポポやノゲシくらいしかありません。これらの花は舌状花がたくさん集まることで八重咲きになっています。よく見かける切り花のキクもこれと同じ花の構造になっています。
よく見かける切り花のバラ、カーネーションは雄しべが弁化して八重咲きになっています。これと同じ形の「野の花」がヤブカンゾウです。
ヤブカンゾウは、自宅近く(大阪府箕面市)でも、まだ道ばたや土手、林のふちなどにまとまって多く見られる場所が残っています。一方で、一重咲きのノカンゾウは大阪府北部では昔から少なく、最近はほとんど見られなくなったように思います。自宅付近にあったノカンゾウ?は数年前、家が建つため工事中の時に株を掘り上げて自宅で栽培しているものです。?をつけたのは、この株、冬も葉が残る常緑性だからです。
今年になって、ノカンゾウらしい植物に出会いました。池田市内の路地裏にあったニシキソウがどうなっているか気になり、朝いつもより早く出て、遠回りで出勤し、ニシキソウを確認しに行った際、バスの車窓からオレンジの花が目に入り、後日撮影に行きました。まだこの株も越冬状況をみていないので?としています。ノカンゾウは冬季、完全に葉が枯れるとされています。
藤井俊夫
投稿日:2022年09月19日 17:57
No.329
Hemerocallis fulva(中国のホンカンゾウ)の種内変異について
★Flora of Chinaの記載。
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=200027676
Hemerocallis fulva(ホンカンゾウ:日本のノカンゾウの基本変種)
種内の検索表で、
1:花弁が一重か重弁かで区分(重弁は、var.kwanso:多分、日本のヤブカンゾウにあたる:2n=33の、3倍体)
2.植物体は、常緑か落葉化で区分(常緑は、var.aurantiaca:多分、日本の海岸に生育するハマカンゾウにあたる)
3.花弁の筒部は、短い(var.fulva、ホンカンゾウ:多分日本のノカンゾウにあたる)
4.花弁の筒部は、長い(var. angustifolia:よくわからない)
★変種関係なので、中間的な個体が出てくると思います。
種の区分は、花の開花時刻、八重か一重か、花序の形態、常緑、落葉、根の肥厚、などで行っている。
(微妙だ。こんなので種を分けるなんて)
●Chomosome counts database
http://ccdb.tau.ac.il/search/
Hemerochallis:基本染色体数(ハプロタイプ:n=11)
各々の「種」をクリックすると、倍数体の染色体数が表示される。
Flora of China
(
http://www.efloras.org/index.aspx)
About 15 species: E Asia, with Hemerocallis lilioasphodelus extending to C Europe; eleven species (four endemic) in China.
写真は裏六甲の川の土手で撮影(お盆明け8月20日過ぎからは草刈りで、わからなくなる。ちょうど、開花期と重なる:20220908)
植村 修二
投稿日:2022年09月20日 12:33
No.332
藤井俊夫さん、いろいろ調べてくださりありがとうございます。
これでいくと、箕面市内のはハマカンゾウになりますね。
ハマカンゾウは日本では海辺で見ます。それは中国大陸から一部タネが海流に乗って日本の海辺に到達し分布するようになったと考えてみたりします。南紀では海岸付近しか見られないタイキンギクは中国大陸では内陸にも分布しているようです。イワダレソウ、ハマビシなんかも日本では海に近いところに分布してますが、中国では内陸部にあるようで、海流散布ではないかと想像してみたりします。
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