近畿植物同好会 掲示板
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ショコラトルとコブラオーキッド
磯野久美子 投稿日:2024年02月14日 00:06 No.1104
2月11日、お天気が悪い時の定番、咲くやこの花館へ行き、「カカオとコーヒー展」を観て来ました。以前にも同様のタイトルの展示会を観たことがありますが、内容が異なっていたような気がします。
年中咲き続けるというカカオの花はあいにく咲いていませんでしたが、果実は生っていました。果実は茶色になると熟し過ぎで、黄色がちょうど良いのだそうです。
コーヒーの果実は甘いと聞いているので、一度食べてみたいと思うのですが、今回もそれは叶いませんでした。果肉が少ないようで、果物にはならないようです。
古代メキシコのマヤ文明・アステカ文明の頃に王侯貴族が長寿を願い、そして子孫繁栄につながる媚薬として飲んでいた薬「ショコラトル」も屋台で飲めたので、チャレンジしてみました。「ショコラトル」は焙煎したカカオ豆をすり潰し、油分がにじみ出てペースト状になったものにトウモロコシの粉や色々なスパイスや湯水を加えて、特殊な形の木の棒で泡立つようにかき混ぜて作る飲み物で、5300年前に飲まれていた最古の痕跡があるそうです。砂糖が入っていないので甘くありませんが、飲みにくいものでもなく、提供していたお店の人は、コーラのようにごくごく飲むのではなく、お抹茶のように少しずつ味わって飲んで、その時間を儀式のように大事にしてほしいと言っていました。カカオの香りが飛ばないよう、ぬるめの温度にしているとのこと。カカオ豆の産地による味の違いも飲み比べると分かりました。
コーヒーの苗も売っていて、果実が生れば食べられるかも、と思いましたが、こういった南国のものは枯らしそうで、思いとどまりました。光沢のある葉が見た目硬そうでしたが、実際にはとっても柔らかかったです。

熱帯雨林植物室にはコブラオーキッドという珍しい形をしたランが咲いていました。
高山植物室には、セツブンソウ、バイカオウレン、チングルマ、コマクサ(白花)、ミヤマオダマキ、ミヤマアズマギク、オオバナノエンレイソウ、タカネナデシコ、クロユリなどが咲いていました。

写真(2月11日撮影)
1枚目   カカオ
2~5枚目 コブラオーキッド




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