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草紅葉
相良真佐美
投稿日:2024年02月12日 21:05
No.1102
2月になって、茨木市の安威川河川敷の一部の100mぐらい長さの所だけ草紅葉になっています。他の所は赤くなっていません。
チガヤの紅葉はここでよく見かけるのですが、葉の形が違います。
夏の間はクサイかなと思っていましたが、じっくり見るとコウガイゼキショウの仲間に見えました。
ただ、この地域は3か月おきに草刈りがあり、なかなか野草が大きくなれません。また草丈も低いです。
あいにく、イネ科やカヤツリグサ科の図鑑はあるのですが、イグサ科は持っていないので、日本の野生植物などで調べましたが、簡単な説明しかありませんでした。
花序はコウガイゼキショウより少ないので、アオコウガイゼキショウではと思い調べました。
ネットにアオコウガイゼキショウの詳しい説明と画像があり、撮影しました。
●三河の植物観察には、「茎は直立し、円筒形、中空。茎が乾燥すると細かい点状の突起が見える。」
https://mikawanoyasou.org/data/aokougaizekishou.htm
●西宮の湿生・水生植物 Fig.12には、「 葉は単管質で明瞭な隔壁があり、隔壁は株元に向かってたわむ。」
http://plants.minibird.jp/hydrophytes/plants/shissei/a_gyou/aokougaiZekishou/aokougaiZekishou.html
また、神奈川県植物誌 2018 には、409ページに図もありました。
生育環境や分布からも、アオコウガイゼキショウではないかと思われます。
しっかりと地下茎を張っていたので、また刈り取られますが、夏に確認したいと思います。
ハリコウガイゼキショウではないでしょうか?
藤井俊夫
投稿日:2024年02月15日 15:38
No.1106
花序の拡大写真で、花被片の先端が針状になっているので、ハリコウガイゼキショウ(Juncus wallichianus)ではないでしょうか。
神奈川県植物誌の「アオコウガイゼキショウ:Juncus papillosus」の図では、花被片の先が針状に突出していません。
また、ハリの花被片は果実と同じくらいか少し短い程度。
アオの花被片は果実の半分程度(神奈川県植物誌の図を参照)になります。
現状で標本を作製し、夏以降に成熟した果実で、果実と花被片の長さおよび花被片先端が針状に伸びるのか確認してください。
開花時と、果実時で花被片の先端がどう変化するのか、および果実と花被片の長さの変化を検討する必要があります。
図鑑に掲載されている解剖図や拡大図は、最も特徴を表している時期の図になります。
成熟時と未成熟時で外部形態が変化することを考慮に入れ、未熟時と成熟時の形態形質を比較する必要があります。
追伸
3月3日のKONCに大和川下流域の植物相についてポスター発表を予定(これから準備だ)
10日には篠山で春植物(節分草)についての講演を頼まれている。
去年2月末に撮影していてよかった。
掲示板に投稿していたはず(top pageの検索機能で探してください)
相良真佐美
投稿日:2024年02月15日 17:21
No.1107
藤井 様
ハリコウガイゼキショウの方でしたか。貴重なご指摘ありがとうございます。
年に数回刈り取られる環境での異常なストレスのかかった不自然な花序で、同定に不安を持っていました。
それで、根が付いたままで採集し、自宅で10株ほど栽培を始めています。
これならストレスがなく、正常な花序や果実ができると思っています。
夏を過ぎれば、確認して、また報告します。
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