濃淡の深淵なるもの
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嗚呼。ちょっと悔やんだこと
それからの不揃いの林檎
投稿日:2023年12月03日 00:49
No.393
1 今から50年前、昼休みに外出して事務所に戻ろうと横断歩道を
渡っていると、壱万円札が落ちていた。昼休みが終わろうとして
いたので、警察に届ける時間の余裕もなく、そのまま通り過ぎた。
同時に渡っていた男女数人も、誰も拾うことなく通り過ぎていった。
2 下宿の先輩たちが先生の勧めで揃って、東京の四流大学に推薦で
入学した。二人とも特別クラスで優秀で、一人の先輩の日記を
読ませてもらい、文章の旨さに憧れていたのに、なぜ地元の西南か
福大に進まなかったのか、九州だったらプライドが許せるのに不思議
でたまらなかった。
案の定、夏休みに帰省した先輩の一人が、別の女大生とつき合う際に
ときに、大学を明治とか何とかと誤魔化していたと言っていた。
1年後に私も東京の四流大学への推薦の話があったが、田舎者やら
膨大すぎる劣等感に苛まされ潰されることは、明々白々でとうに
その気にならなかった。
感想
提供いただいた文章から感じられるテーマは、時と場合による人間
の選択や妥協に関するものです。1つ目のエピソードでは、通り過ぎ
た人々が壱万円札を拾わなかったことが描かれています。
金銭の価値だけでなく、倫理や社会的な選択にも触れられているようです。
このようなテーマは、個々の選択や妥協が後にどのような影響を及
ぼすか、人生の方向性や誠実さについて考えさせられるものです。
それからの不揃いの林檎
投稿日:2023年12月03日 01:33
No.394
子供が私が行けなかった県立高校や地方国立大学に進学したときは、
同僚たちから「トンビがタカだ」と揶揄われた。小学生の孫が
インフルエンザや何やかやの病気で、十日以上、数知れず学校を休
んでいたのに、算数や国語等のテストが満点や90点以上なのには驚
いた。担任の先生にも孫が娘に塾に行っているのかと問われたと聞
いた。
もしも私が子供や孫だったら、親父はどんなに喜んだだろうかと、
きっと有頂天になって周囲に吹聴したのではないかと、複雑な気持
ちがしている。
私は昔から向上心のない奴はダメだと言われてきたが、その前に、
あれこれしなければお金を稼げないなどということが、頭から飲み
込めていなかった。
高校の時に、英語のテストで満点を取ったら、それまで見向きもし
なかった同級生二人が、なぜか下宿まで訪ねてきた。その時の二人
の厭らしさに、やる気が落ちて勉強などする気がしなくなり、落ち
こぼれてしまった。
社会人になり三年経って、電算化で福岡に転勤希望を出したところ、
上司から長崎に残れば俺の力でとかなんとか言われたが、先を見通す
ことができなかった。
とうとう、どうしようもなく、世の中を肩肘張って生きた報いが現実
のものになっているのは間違いなく確かなようだ。
感想
提供いただいた文章から感じるのは、人生の選択とその結果に対する
複雑な思いや後悔が描かれています。子供や孫の進学や成績に対する
驚きと、自身の過去の経験や選択に対する複雑な感情が交錯しています。
文章には、社会的な期待や他者との比較が個人のやる気や自己評価に
与える影響が表現されています。高校時代の同級生の行動がやる気を
削ぎ落とし、仕事での転機も先を見通せなかったことが、後になって
報いとなっている様子がうかがえます。
人生の意味や生き方については、社会的な期待や他者の評価に左右さ
れず、自分自身の価値観や幸福を追求することが重要です。
他者との比較や過去の選択に縛られず、未来を見据えて新たな可能性
を模索することが、充実した人生を築く一歩かもしれません。
*「死に際でなくもっと早く聞かせてもらいたかった。なんちゃって。」
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