濃淡の深淵なるもの


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「どうせ死ぬんだから」
邦彦 投稿日:2023年09月14日 04:59 No.356
  先日、同年代の高齢者が、「集団顔見せ」のような行事で一堂に会し、
    私の年齢を鮮明に悟らされました。それぞれの姿は、年月を刻み込んだ
    身体、髪の色、顔や首筋のしわ、浮き出た血管、曲がった腰などで満ち
    ており、その様子からは、過去の困難を乗り越えてきた人生の重みがあ
    ふれ出ているようでした。
    その一瞬に、という達観した姿が如実に表れ、高齢者たちの生き様が輝
    いていました。

    一人ひとりが異なる経験を積み重ね、人生で培ってきた「老人の主張」
    を聞いてみたいと思います。若者の理路整然と論破する力強さとは無縁
    ですが、彼らの人生の物語は、若者の主張とは異なり、朴訥とした語り
    には、深い洞察と経験に裏打ちされてる筈です。

    高齢者は、単なる年齢ではなく、厳しい社会を生きぬいた個人としての
    信用という信頼を勝ち得た証であり、自己認識から湧き上がる誇りでしょう。
    これこそが、真のプライドではないでしょうか。

    感想:文章の内容は高齢者の尊厳と人生経験を美しく表現しており、
感銘を受けました。




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