濃淡の深淵なるもの


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不都合な真実
邦彦 投稿日:2023年07月11日 11:42 No.333
  昔、中東のある国を取材していた筋肉隆々の若者が、
    その国特有のスポーツに参加する番組を視聴してい
    ました。

    すると、太鼓腹のオジさんたちのパワーが非常に凄
    まじく、若者は必死についていくことがやっとでした。
    その予想外の光景に、私は驚かされました。


邦彦 投稿日:2023年07月11日 12:26 No.334
  昔、九州山地をドライブしていたとき、車を停め、
    清流の湧き水を飲もうと立ち寄りました。すると、
    長崎市ナンバーの車が停まっており、釣り人に声
    をかけると、魚釣りに来たとのことでした。

    福岡に転勤してきた当時、清流釣りをしている同じ
    部署の同僚に話を聞いたところ、濁った水でないと
    魚は生息しづらいと本で読んだことから、
    「水清ければ魚棲まず」と言ったら、
    それは人間社会のことだと返されました。

    先日、辞書で調べると、「あまり清廉すぎるとかえっ
    て人に親しまれないこと」という意味を知り、驚きました。

    このことわざは、水があまりに清らかすぎると、魚は棲め
    ないという物理的な現象を人情に置き換えたものです。
    あまりに清廉潔白すぎると、かえって周囲から敬遠され、
    孤立してしまうことを戒めています。

    あまりに正直すぎると、周囲から騙されやすくなったり、
    生きづらくなってしまうことがあります。
    また、あまりに厳格すぎると、周囲から反感を買ってし
    まうことがあり、まるで若い頃の私でした。

    ほどほどに清廉潔白で、ほどほどに柔軟であることが大切
    なようです。


邦彦 投稿日:2023年07月11日 13:18 No.336
1969年の芥川賞受賞作品である「赤ずきんちゃん気をつけて」を、
    50数年ぶりに読んでみました。この物語は、学生運動がピークに
    達した時期である東大安田講堂占拠で、東大入試が中止された
    当時の普通の高校生の物語です。

    主人公は、学生運動に参加するわけではなく、「ノンポリ」と呼ば
    れる立場を取ります。この物語は、学生運動とは全く関係のない、
    のんびりとした話であり、当時の若者の大部分を代表していたと言えます。

    九大の社会学の教授は、現在の新聞の一面に載っている記事を見た場合、
    将来の人々は大部分の学生が学生運動に関わっていたと誤解するだろう
    と指摘していました。しかし、実際には、学生運動に積極的に関与して
    いた学生はごく少数でした。むしろ、多くの学生は、外国旅行に出かける
    などの噂を立てながら、学生運動とは無関係に過ごしていました。

    このように、学生運動は当時の若者の一部を巻き込んだものであり、
    全体を代表するものではありませんでした。しかし、現在の多くの
    人々は、学生運動に積極的に関与していた学生の姿しか記憶に残っ
    ていないようです。これは、学生運動が当時の社会に大きなインパ
    クトを与えたためと考えられます。

    私自身も「どこか遠くへ行きたい」とか、「ディスカバージャパン」で、
    カニ族の一人としてリュックを背負って旅行三昧の学生生活を送って
    いました。


邦彦 投稿日:2023年07月11日 14:23 No.337
 私の小学校高学年の1960年代は、飛行機や軍艦のプラモデル
   組み立てが流行していました。週刊漫画には「ゼロ戦太郎」
   や「ゼロ戦レッド」など、戦争を主題とした漫画が満載でした。

   ゼロ戦の他にも陸軍戦闘機の「隼」や双発戦闘機の「月光」、
   軍艦では戦艦大和、武蔵、長門、陸奥など、航空母艦では
   赤城、加賀、飛龍などの写真集や子供向けの戦記三巻なども
   人気で、小学生高学年から中学生などの間でブームとなって
   いて、親から大型の「戦艦大和」のプラモデルを買って貰い。
   楽しく海に浮かばせて遊んでいました。
   また、ゼロ戦を題材としたTVアニメも放映されていました。

   もちろん、平和学習が始まる前の時代のことです。

   同時期に、米国とソビエトの原爆・水爆の度重なる核実験に
   よって、原爆の脅威からいつか第三次大戦がおるのではな
   いと恐怖が広がっていました。

   日本の経済躍進と並行して、三種の神器が家庭に普及して
   いったと言えます。しかし、明るい未来を迎える一方で、
   複雑な時代を生きてきたとも思えます。


邦彦 投稿日:2023年07月11日 14:39 No.338
  少年期に観たアメリカのテレビ番組「コンバット」の主題歌は、
    今でも私はふと口ずさんでしまいます。

    勤めていた頃の職場では、同じ年齢の同僚がいて、飲み会など
    では、TVで覚えた「同期の桜」や「ラバウル小唄」などを
    一緒に歌っていました。
    「さらばラバウルよ♪」などと合唱する光景が思い出されます。




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