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近況
吉田 投稿日:2024年01月19日 23:19 No.1480
 本日は2回外出。快晴で暖かかった昼間は小金湯温泉でまったり、冷え込み始めた夜はキタラでのニューイヤーコンサート。
 これは、私が加入している福利厚生組織「さぽーとさっぽろ」の会員向けサービス。前半はヨハン・シュトラウスのワルツとポルカ(《こうもり序曲》は凄かった)、後半は映画音楽特集(《ウェストサイド・ストーリー》メドレーは圧巻)。
 おしまいに指揮の広上氏が、ご自身が関わっている「オーケストラ・アンサンブル金沢」の(地震による)苦境ぶりを披露、アンコールは切々としたトランペットをフィーチャーした《虹の彼方に》。
 この、心に染み入るフィナーレが功を奏してか、ホワイエでの和田さんを始めとした団員数名が抱えた募金箱に、続々と寄付が寄せられていました(もちろん私も)。

(閑話休題)皆さん、明けましておめでとうございます。11月初旬の演奏会の後で楽器と弓をクリーニングし、前々から弾きたかった楽譜を譜面台に載せはしたものの、2ヶ月以上経ってもまだ、楽器に触れる機会は訪れていません。
 何人かの方にはお伝えしましたが、12月に《第九》を歌った後、札響合唱団も休団としました。
一昨年に着手した声楽曲を仕上げるための対応なのですが、さて、果たしてどうなることやら・・・。

 最後に一つアピールを。札響1月定演(1/27, 28)は、首席指揮者マエストロ・バーメルト最後の公演。
 前半はホルストの《テノール、ホルン、弦楽のためのセレナード》。珍しい曲ですが、これは本物の名曲。しかもテノールは、あのボストリッジ。ホルンも名手。バーメルトでなければ、この布陣はあり得なかったでしょう。
 後半はブルックナー・イヤー第1弾の《交響曲第6番》。ブルックナーというと、これでもかと言わんばかりのダメ押し的音響を思い起こす方々がいるかも知れませんが、この作品は拍子抜けするほどに「あっさりした」作風。作曲者自身、この作品を「最も小粋な交響曲」と呼んでいるほど。
 ところで、札響定演プログラムの「札響合唱団カラム」はご存知ですか? このカラムは広報部3名が担当していますが、今回は休団前の私の最後のご奉公。お聞きになる方はお楽しみに。

 ということで、近況のご報告でした。


吉田 投稿日:2024年02月08日 18:06 No.1494
札響の1月定演は先日東京公演となり、朝日新聞に好意的な評が載りました。それも、ほぼ手放し礼賛。札響は実際にそのレベルに達しています。
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(評・音楽)マティアス・バーメルト指揮、札幌交響楽団東京公演 美しき弦合奏、充実の大団円

 地方オーケストラの東京公演は、ハレの気分を誘う。札幌交響楽団、年一度の東京公演はスイスの巨匠マティアス・バーメルトが振った。首席指揮者としてのラストステージである。曲目はブリテンの「セレナード」とブルックナーの交響曲第6番(1月31日、東京・サントリーホール)。
 才を衒う指揮者ではない。ブルックナーがブロック構造の唐突さを離れ、経過句でまとまりを作る様式へと移行しつつあった第6番を取り上げたのもこの人らしい。冒頭から一つ一つの楽句を丁寧に積み重ねる、朴訥とした生真面目な棒さばき。刻々と変化する調性と、三連符を軸とするリズムの対比といった細部がごく自然に、穏やかな音像を生み出す。
 清澄かつ厚みのある弦合奏がしっかりと木管、金管の楽想を支えつつ、主題の叙情性を強調したアダージョの幸福感は格別。攻撃的なニュアンスは影をひそめ、スケルツォは小気味よい刻みに愉悦が漂い、フィナーレの流麗な楽想へと続く。金管を含めて大音量の威圧感ではなく、大きな懐を感じさせるフレージングに、ブルックナーらしい威厳を託した。
 弦合奏の透明な美しさはブリテンの歌曲集「セレナード」でも。イアン・ボストリッジが黄昏から夜へ、悲歌から安らぎへと歌詞のニュアンスを濃密な声の表情に昇華する。歌と対話するアレッシオ・アレグリーニの驚異的なホルン! 彼らの妙技を生かすべく、そっと並走した札響の弦合奏もみごとの一語に尽きる。
 どちらも温かく、滋味掬すべき音楽だった。札響の6年間を率いたバーメルト。本拠地を離れての東京公演は、かつてこの楽団を「聴く人を迎えにいく音楽大使にしたい」と望んだ彼ならではの、充実の大団円となった。
(白石美雪・音楽評論家)


吉田 投稿日:2024年01月29日 01:58 No.1490
札響合唱団ではソリストと共演することはごく普通で、昨年5月の《ドイツ・レクイエム》では2日目の終演後のパーティーでバスの甲斐さんとタップリ数分間お話しできましたし、コロナ前ですが、PMFでマーラーの交響曲8番の合唱を歌った後、イギリスのソプラノ(名前は忘れました)が中島公園をスーツケースを引きながら楽しそうに歩いていたので声をかけたら、「共演者」として笑顔で喜んでくれました(中島公園の美しさを絶賛していました)。
プロかアマかに関係なく、音楽作りを共にした仲間としての共感(とリスペクト)があるのです。
私の場合、都内で外資系企業数社に計30年勤務していたので、日本人以外と会話することは(今でも)日常なのです。ブロークンな英語でもいいので話しかければ、間違いなく喜びますよ(本当です)。


ぺんぎん 投稿日:2024年01月28日 18:56 No.1489
お疲れ様です。ブリテンでしたか。
出演者と客席で一緒というのはレアケースですね。会話は日本語ですね?というのは冗談で(笑)きっと英語?辺りでお話されたのでしょう。日本人はもし横に出演者が座っても、勇気が出ずに声を掛けて談笑出来ない方もいらっしゃると思いますので、きっとアレッシオさん、イアンさんもお慶びになられたと思います。


吉田 投稿日:2024年01月27日 19:31 No.1488
退団した者がこの掲示板を使うのは憚られるのですが、本日の札響定演でのハプニングをご報告。
(ホルストと間違えた)ブリテンの《セレナード》が終わり、後半の開始直前、お役御免のソリスト二人が私の隣に座りました。すぐ隣がホルンのアレッシオ、その隣がテノールのイアン。
「素晴らしい演奏だった」と感謝を述べると、二人共とても嬉しそうな表情。
面白かったのは、ブルックナーの演奏が始まってから。アレッシオはどっしり構え、時々右手で指揮を。イアンは落ち着きなさそうで、時々上半身を前に乗り出し、でも終わると(世界最高のテノールに相応しく)大声で「ブラヴォー」などを連発。
ということで、思い出に残る演奏会となりました。


投稿日:2024年01月20日 11:09 No.1483
吉田さん、今年もよろしくお願いいたします。
近況のご報告ありがとうございます。
お元気で活動されているようで何よりです。
楽器の方はしばらくご無沙汰なんですね(汗)
たまには思い出して鳴らしてあげてください。
良かったら気分転換にジュネスにも遊びにいらしてください。いつでもお待ちしています。


吉田 投稿日:2024年01月19日 23:56 No.1481
ホワイエでの「和田さん」は、(コンマスの)「田島さん」の誤りです。失礼をば。



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