(公社)日本ローイング協会(安全)インシデントレポート掲示板


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乗艇中の体調不良(心不全)
安全環境:堀 晃浩(飯田さんの依頼) 投稿日:2023年12月03日 09:57 No.464
安全環境委員会 飯田さんの依頼により掲載します。


【事実経過】
場所:自然河川
日時:2023年9月23日土曜日10時38分頃
関係する艇:8 (社会人)
人的損害:漕手(バウ)死亡(73歳/心不全)
物的損傷:なし

【状況】
10:08 乗艇(乗艇前体調不良の兆しなし)

10:30 ウォーミングアップ完了。水分補給およびクラッチ調整・小休止

10:38 事故発生 バウが突然倒れる。呼びかけても返事がないので緊急事態と判断し、クルーの一人が艇上から携帯電話で艇庫(10:40)と119番(10:42)に連絡。河川の両岸は垂直なコンクリートの壁で接岸不可のため、シックス分漕にて艇庫に向かった。自転車で駆けつけた艇庫係員が途中から堤上を伴走。事故発生場所から艇庫までは約3㎞の距離。

11:00 艇庫前台船到着 すでに待機していた救急隊員が台船上で蘇生措置を開始

11:20 救急車出発

【対策・計画】
別途検討
気づいたこととして、
1.シニアクルーでは相対的長寿者等のバウ配置は回避すべき(バウの異常の初期段階での発見困難)
2.携帯電話を携行しての乗艇(携行するシートを固定して習慣化するex. COXとストローク)
3.活動メンバーの「緊急連絡先」を活動中は常時携行すること

【安全環境委員会より】

レポートの提出、有難うございました。
悲しい事故でした。
対策・計画については、上記お気づきの点に加え、各ローイングクラブにおける漕手の健康管理注意喚起(研修等)、クルー単位での健康状態相互把握(個人情報に配慮しながら)、水域における発生時の最短着岸~救急隊引き渡しまでの手順策定、等が考えられると思われますが、安全環境委員会としても、何らかのガイドラインを安全マニュアルに反映できるように論議を重ねたいと思います。




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