(公社)日本ローイング協会(安全)インシデントレポート掲示板


| トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 |

コックスの体調不良
Ozawa rowing 投稿日:2023年03月19日 04:32 No.441
【事実経過】
場所:河川(汽水域)
日時:2023-3-18 11:00頃、乗艇開始後約90分
クルー:高校女子4x (2年生1、1年生4:コックスも) 他に1x、伴走モーターあり
環境 水温12.5℃、北風2〜3m/s。発生時はほぼ無風になっていたが朝からやや冷たく、流れも引き潮で速い状況。
経緯 約2km3往復の最終復路の後半、コックスの声が消極的になり下を向き始め動作が止まった。コーチ艇から艇を止めさせ、コーチ艇をコックス位置に接舷し、コックスをコーチ艇に移し、コーチが交代して帰着した。発艇場で毛布保温の後、艇庫に移り休息。練習終了後、顧問が自転車と共に自宅まで送り届け。
【分析】
過去にもレースで類似状況1回あり、また学校での陸トレでも体調不良があった。ここ数日、体調も悪く食も進んでいなかった。しかし、コックスの責任感から、乗艇し頑張っていたが、風を含め体感気温も低く、防寒対策もあまりしっかりしていなくて、体調悪化を助長した。声を出す、クルーへの責任でコックスも、結構体力を消耗するものである。
【予防対策の要点】
練習開始時の体調確認を確実にする。(過去、練習シートには体調欄もあったり、遠征時は顧問がヒアリングをしていたが、その習慣が喪失していた)
体調不良は正直に申告し、無理しない。
クルーは、前後席のクルーの体調を気にかけ、異常〜兆候時に、しっかり確認〜対処していく
(折り返しでの、「体調とギア確認」を、常時の習慣にする。(クラッチ確認は常識だったが、それも多分希薄だった)
コーチ艇の毛布、アルミブランケットの有効性。携行
艇庫での担架の準備が必要
コックスの発声体力の確保、and/orコックスボックスの利用
コックスのしっかりした防寒対策、手袋もOK。




お名前
メール
画像添付


削除キー ( 記事を削除する際に使用 )