80s岩手県のバス”その頃”掲示板


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大阪金剛バス路線バス廃止
きたきつね 投稿日:2023年09月11日 19:08 No.443
本日、金剛バス路線バス廃止のニュースが報道されました。
こちらは、12月20日で廃止との事ですが、事業は継続されるのか、まだ不透明です。


管理人 投稿日:2023年09月11日 20:29 No.445 【Home】
こんばんは。
金剛自動車のバス事業廃止は、私も驚きました。
運転手不足による減便や路線廃止は、最近ちらちらと耳にする話ではありましたが、事業そのものを廃止するというのは、初めてではないでしょうか。
同社では貸切バスも既に廃止しており、供給の調整弁もありません。路線バスが20数台では、数人の運転手が減っただけでダイヤを維持することができなくなります。
ましてや大手系列でもないため、直接の救済を望むのも無理だったのでしょう。

これまでのバスの経営破綻の事例は収支状況等が原因であったため、大きなバス事業者やファンドが経営を引き継ぐことができましたが、運転手不足が主因であると、それも簡単ではありません。
金剛自動車より従業員の待遇を飛躍的に向上させることができなければ、運転手不足は解消できません。それをするためには、それをカバーするだけの売上増が必要です。
補助金路線であるなら、自治体が運転手確保のための補助金増額をする必要があります。それができるのなら、金剛自動車に補助金を増額すればよかったという話です。

考えたくないですが、同じようにバス事業を継続できなくなる事例が、各地で増えてくるのではないかと心配になります。


左党89号 投稿日:2023年09月12日 17:41 No.446 【Home】
この話は自分も驚きました。
要因の一つとして「乗務員の不足」も挙げられましたが、物流業界だけが話題の中心になっている「2024年問題」もバス事業者でも該当する話です。

先にCOVID-19の感染症レベルの5類への移行により、貸切バス需要が増えたのですが、コロナ禍で減車や廃業をした事業者があったことにより、「受け皿」が減り、貸切バスが確保しづらくなったということがありましたが、管理人さんも危惧しているように今度は乗務員不足で「受け皿」が減ってしまうということも起こりえます。

実際、勤務先(小規模ながらも貸切事業者)でのミーティングで出た話では、小中学校の行事に行くためのバスが確保できず、行事そのもののあり方も考えなければならないと事業者だけで解決する話でなくなっています。

乗務員不足で思い出したのが、北海道新幹線の札幌開業にあたり、並行在来線としてJRから経営分離される新函館北斗~長万部~小樽~札幌のうち、長万部~小樽について、採算ベースには至らないものの一定の利用者が見込まれるとして第三セクター鉄道を要望をしていた余市町の提案を北海道側は蹴りバス転換の方針を打ち出したところ、北海道中央バスから乗務員が確保できないと反発がでているというのを報じたネットニュースでした。
北海道中央バスといった大手でさえ…という状況ですから。


管理人 投稿日:2023年09月12日 21:22 No.449 【Home】
運転手不足で学校行事ができないというのは、6月に函館でプール授業が中止になったというニュースでも耳にしました。
学校行事だけでなく、高校野球の応援団とか、地方のスタジアムでの大型イベントとか、バスが手配できないので中止というような事例が、報道されないけれど数多く発生しているように思います。
運転手だけではないですが、高齢化・少子化の進展で生産年齢人口が減少して行くことで、サービスを受ける人の数に比して、サービスを提供する人の数が足りなくなってくるのは、必然だったのかも知れません。

貸切バスの場合、安全のための投資や乗務員の待遇改善のため、10月から運賃が改定されます。
それに対して、路線バスが運賃改定をする場合は、利益がほとんど出ない程度の「適正利潤」しか認められていません。おまけに、通学定期、障害者割引、高齢者パスなど、割引対象の利用者が主体となっている現状で、安全に対する投資はおろか、乗務員の待遇改善ができる利益は確保されません。

最近まで、鉄道が廃止になったらバスがある、バスが廃止になったら乗合タクシーがある、それがなくなったらタクシーがある、と思われてきましたが、運転手がいない以上、代替交通の確保が不可能になりますね。


管理人 投稿日:2023年09月25日 20:18 No.460 【Home】
その後の情報で、自治体が後継事業者として近鉄バスと南海バスと協議するとの話になってきました。
あまりしっくりこない話です。
金剛自動車は、貸切もやめ、タクシーもやめ、最後まで路線バスを守ろうとしたものの、利益の薄い(或いは出ない)路線バス事業では手詰まりになり、事業廃止せざるを得なくなりました。
普通の民間企業なら、そんな真似はしません。利益の出ない事業は先にやめて、利益の出る事業を残します。それができない訳は、バス事業者だけに責任があるわけではないと想像します。地元の自治体にも、路線バスを最後まで残してほしいという期待があったはずです。
その期待に応えようとしてバス事業者が力尽きた後で、同じ轍を他のバス事業者を踏ませようというのは、納得できません。