投稿者:電送戦士タカシ
【任務部隊基地医務室】
サイコ・Uキラーザウルスとの戦いの直後倒れた所を発見されたタカシは昏睡状態で医務室に運ばれていた
そしてサイコ・Uキラーザウルスとの戦いから数日後・・・
タカシ
「・・・・・・」
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【タカシの精神世界・インナースペース】
タカシ
「スコット?どこに居るんだ・・・オーイ!」
スコット
「…カシ…タカシ」
タカシ
「スコット!?やっぱり生きてたのか、ここしばらく呼び掛けても反応が無かったから心配したぜ」
スコット
「・・・君のお陰だ、サイコ・Uキラーザウルスの光線を受ける寸前に君が主導権を奪い一瞬だけテレポートし攻撃を避ける事が出来た)
タカシ
「変身して主導権はスコットが持ってたのに無理やりだったけど、何とか間に合ったぜ」
スコット
「だがその為に君の精神は激しく消耗してその為に今も君の身体は昏睡状態が続いている・・・すまない」
タカシ
「良いって事よ!共に戦ってんだから、こうして俺の精伸自体はしっかりしてんだすぐに体の方も目を覚ます筈さ」
スコット
「だが、この次また同じような事をすればその時は命の保証は出来ない・・・」
スコット
「私が傷を負って君の身体を借り戦って来たが、その事で君の命に危険が及んでしまうのなら・・・私は一人で」
タカシ
「やめろよ!」
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【任務部隊基地医務室】
タカシ
「・・・やめろよ!」
イチゴちゃん
(ビクッ!)
「た、タカシさん?気が付きましたか?大丈夫ですか!?」
タカシ
「スコット・・・えっ、イチゴちゃん?どうしてここに?いやそれより此処はどこ?」
タカシが意識を取り戻すとそこには様子を見に来たイチゴちゃんの姿があった
タカシ
「そうか・・・俺、数日間も意識を失ってたのか。俺自身は数時間程度しか経って無い感じなんだけど」
イチゴちゃん
「そんな訳無いですよっ!この数日間全く意識が無くって・・・本当に心配したんですから!」
タカシ
「イチゴちゃん・・・うん、心配かけてゴメン」
イチゴちゃん
「タカシさん・・・」
眼に涙をためたイチゴちゃんの顔、その眼を見たタカシは謝るとイチゴちゃんの顔に自分の顔を近づけ二人の唇が触れ合う
ピピピピピピッ!ピピピピピピッ!
―――――寸前にタカシの通信端末がけたたましくアラーム音を鳴らす
タカシ
「うわわわわわわわわわっ!?」
イチゴちゃん!
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
アムロ(通信)
「タカシ!聞こえているなら返事をしてくれ!各地で暴れまわっている超究極超獣に関する重大な情報だ!この情報を早く任務部隊の・・・・・・ん、何かあったのか?」
イチゴちゃん!
「なななななな、何でもないですよ?」
タカシ
「お、おう!それにしてもアムロさんこそそんなに慌ててどうしたんだい?」
アムロは通信に出たタカシと教授の慌てている様子を見て一審疑問を感じたがすぐさま用件を伝えた。
アムロ(通信)
「教授がそこに居るのは都合がいい、実はお前や教授に話したいことがあるんだ」
タカシ
「俺やイチゴちゃんに聞かせたい事?」
イチゴちゃん
「私に聞かせたい話?一体何なんですか…?」
アムロ(通信)
「ああ、いま世界各地に出現し暴れている超獣についての話なんだが…俺達もあの超獣と交戦したんだがその時に気づいたことがあってな」
タカシ
「あのサイコ・Uキラーザウルスとやり合ったのかよ!?それで奴はどうなったんだ?」
アムロ(通信)
「…残念ながら俺達でもあの超獣を撃滅する事は出来なかった、連邦軍の攻撃を物ともせずに大暴れした結果ダカールが受けた被害は甚大だ」
イチゴちゃん
「ダカールって連邦の議会がある都市ですよね、そこの戦力で手も足も出ないとか…あの超獣の持つ強力なフィールドの力ですね?」
アムロ(通信)
「ああ…奴の強力なサイコフィールドの前に攻撃の大半が無効化された、だが俺のガンダムの攻撃が通って奴のクリスタルにダメージを与えたんだ」
タカシ
「マジかよ!あのフィールドはスコッ…ウルトラマンの攻撃すら通じなかったんだぜ?」
アムロ(通信)
「おそらく俺のガンダムに搭載されたサイコフレームの影響で奴のフィールドを打ち消し奴のサイコ・クリスタルに攻撃が通ったと思われる、
その際のデータを調べれば奴を倒す方法が見つかるかもしれない…そのデータのコピーをそちらに送るぞ」
イチゴちゃん
「その時の交戦データって、ぶっちゃけ結構な機密なんじゃ…そんなの送っていいんです?」
アムロ(通信)
「これはもう地球、いや宇宙レベルの危機だそんな時に連邦の機密だのなんだの言っている場合じゃ無いさ…まぁ大っぴらには出来ないので君達へうっかり送ったとでもしてくれ」
タカシ
「ウッカリ送るにしちゃ随分重いデータだぜ、でもなんで俺達へ送ろうとしたんだ?」
アムロ(通信)
「サイコフレームはまだ未知の領域が多い、もしかしたら教授の頭脳なら何とかなると思ってこのデータとサイコフレームを君達へ託す事にしたのさ」
イチゴちゃん
「私にできるか解りませんけど・・・出来るだけやってみます!」
タカシ
「それなら俺も手伝うよ!必要なデータ集めやプログラミング作業なら俺だって役に立ってみせるぜ!」
イチゴちゃん
「タカシさん・・・」
アムロ(通信)
「話はまとまった様で何よりだ、じゃあ僕の戦闘データを送信する。サイコフレームはそうだな・・・大量のサイコフレームが使われた機体が余ってるから機体ごと贈る」
タカシ
「機体ごとって、流石にマズいんじゃねぇのか?」
アムロ(通信)
「元々廃棄も検討されている機体だから問題は無いさ、俺以外じゃ動かせない機体だったし有効活用してくたほうがありがたい」
イチゴちゃん
「大量のサイコフレームが使われた機体・・・そんなのあるんですか?」
アムロ(通信)
「あぁ最も俺にこの機体をくれた奴は存在を忘れてるかも知れんがな、じゃあ俺の方も対策会議に出なければいけないので後の事は頼んだぞ二人とも……あっ、さっきは邪魔して悪かったな」
タカシ
「!?」
イチゴちゃん!
「!?」
こうしてアムロから送られたデータ元に2人はサイコフレームを使った新兵器の開発を進めていく事となる――――。