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投稿者:T2
競技用のライトプレーンは強力な動力を最大限に生かすため、色々工夫していますが、各部の微妙な調整を可能にすることが大切です。 前回コメタルの写真を見てお分かりかも知れませんが、ラダーと水平はネジで調整できます。スラストと同時にこれらの微調整は欠かせません。 ここまでは関東でも関西でも普通ですが、私の場合はウイングラーを付けています。これは左右の迎角を個別に変える仕掛けです。国際級の場合は上昇初期に右翼の迎角を大きくします。つまり右翼捻り上げをきつくする訳です。国際級はタイマーでプログラムしてますがライトプレーンはそんなもの付けられませんので、私は固定にしています。国際級は右ー右ですが、ライトプレーンは右ー左なので固定でも構わないのです。 私の主翼はパイロンに差し込み式なので左翼の後ろの受けを調整可能にしています。左右の迎角の差を調整できます。仕掛けは国際級と同じようにパイロンの上面のネジで上下させてます。 強力な競技用の猛烈なトルクに打ち勝つため常識以上の「右翼捻り上げ」の状態にする訳です。後縁で3mm以上違っても飛行に差し支えないし滑空もうまくいきます。 付け加えますが、ライトプレーンで大事なことがあります。カーボンパイプは曲げには強いのですが、繊維の使い方で曲げには弱くて、全力巻きすると水平が逆チルト(つまり右旋回に)にねじれます。肉厚のパイプは重いので考えました。逆に捻れないほど左旋回チルトを大きくしておくのです。ハンドランチが滅茶苦茶なような捻りですから、常識を捨てました。これでええんです。皆さま、巻いてから自分の機体を眺めてください。きっと驚かれます。
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