投稿者:やっぱりセルが好き!
シャコンヌと言えばバッハの無伴奏ヴァイオリンが直ぐに思い浮かびますが、『Recital』のタイトルが付けられたレコードに収録されているのは
バッハではなくヴィターリのシャコンヌ。
ヴィターリ作曲はほぼ偽作の様ですが本当に美しい曲です。
美音に自信のあるヴァイオリニストならばレパートリーにしたい曲ではと思います。
数あるヴァイオリン曲の中で私が最も愛する曲でもあります。
ティボー・エルマン・シェリング・ミルシュタイン・オイストラフ・グリュミオー等々この曲の録音を残したヴァイオリニスト達‥
往年の名ヴァイオリニスト達の演奏(録音)を聴いていると不遜な物言いですが、
最近の演奏家はヴァイオリンの鳴らし方を知らないのではと思ってしまいます。
コンクールの悪影響でしょうか、私には最近のヴァイオリニストは皆同じ様な音に聴こえてしまうのですが(ピアニストも同様)
このレコードを譲って下さった方の口癖が「最近の若い演奏家は聴いても面白くない」でした。
レコードを譲って頂いてから30年、その方と同じ事を言っている自分に苦笑いです。