投稿者:kiya
<オリエント急行のあと>
ベニスの滞在を終え、帰国に向けて列車でミラノにて滞在。
初めての個人旅行のため、ミラノからロンドン乗継での帰国については、旅慣れていないので、、気持ちの不安が大きかった。
そこで、ロンドンで1泊して、翌日の飛行機で帰国することにした。
しかし、ロンドンはもう見たので、最後の1泊はちがうところに行こうと考えた。
行き先を悩んでいた、ちょうどその頃に出始めた「ABロード」に、イギリスのカントリー・サイド特集があった。
これをみて、アッパーテムズの「マーロー」の田舎町と、お勧めのホテルに泊まることにした。
ヒースロー空港でレンタカーを借りる時に「何処に行くの?」と聞かれ、ホテル「コンプリート・アングラー」と答えた。
係員に、「そこは、素晴らしいよ!」と言われ、期待は高まった。
マーローの小さな田舎町に入ると、テムズ川に白い吊り橋が架かっていて対岸にホテルが見えた。
テムズ河畔の、この絵にかいたような美しいホテルに、ぼく等は感動し、大満足だった。
このホテルは次第に、テムズ河畔でのアフタヌーンティーで有名になって行った。
後でわかったことだが、コンプリートアングラーは作家・開高健の愛したホテルだった。
(現:マクドナルド・コンプリートアングラー)
<ヨーロッパ病に行きたい病が・・>
・・初めての旅行で、前半に訪れたスコットランドのエジンバラからゴルフの聖地セントアンドリュース、
、フォース湾を渡り世界遺産の鉄道橋フォースブリッジを横目に見ながら北へ、そしてパッチワークのような牧草地を巡って南の羊毛の小さな町ガラシールズ、ピーブルズに。
この2日のドライブと、最終日のアッパーテムズの1日が、・・・のちに、「ヨーロッパ行きたい病」を発症させてしまった。
写真:マーローのホテル・コンプリートアングラー