投稿者:kiya
パリでは、ぼく達お登さんは、モナリザの絵も見たし、有名なミシュラン3星レストランにも出掛けた。
初の3星レストランは、慣れない僕達は注文するのも困るので、関係会社のパリ事務所に頼んで、秘書の同行をお願いした。
お礼に、秘書の食事代も、ぼく達が支払うと言っておいた。
店は、当時の昭和天皇も訪れ鴨のナンバーをもらったという、「トゥール・ダルジャン」だ。
セーヌ川のノートルダム寺院の夜景が、目の前に見えた。
若い秘書ナタリーのお父さんはシェフだそうだが、フランス人の彼女も「トゥールダルジャン」は初めてと大喜びして来てくれた。
食後、会社からのおもてなしと、有名な「リド」へ招待してくれ、夕食後リドで入場を待っていた。
リドのショーは2回目は夜10時過ぎから始まる。
1回目ショーが終わって、客が大勢出て来て、さあ入場とういう頃になって、とつぜん妻は、体調が悪いと言いだした。
大事を取って、残念だが帰ることにしたが、1回目の客がみな乗り込んで、すでにタクシーは全然いなかった。
しかたなく、夜のパリの町を当てずっぽうに歩いて帰るしか無かった。
遠回りしただろうか、30分ほど歩いて、ようやくシャンゼリゼにあるホテルに着いた。
こうして、途中下車の、濃いパリの3日間は終わった。
写真:トゥールダルジャンの鴨NO. 、秘書のナタリーと店の前で