投稿者:電送戦士タカシ
【地球連邦軍ガードベルト基地司令室】
宇宙空間ガードベルト基地内の司令室のモニターを介しブライト艦長とタカシが会話している。
シルベスタ将軍
「二人とも今日は時間を作ってくれて感謝する、では始めるとしよう」
ブライト大佐
「いえ、今度こそ送発電施設そしてアムロの奪還を成功させる為ですからね」
シルベスタ将軍
「その為にも敵のデータを分析して作戦を練る必要がある、頼んでいたデータはあるのかタカシ?」
タカシ
「勿論だぜ将軍、前の戦いじゃイキナリ撃たれちまったけどそのお蔭でデータ収集に専念できたぜ」
タカシがキーボードを操作するとシルベスタ将軍とブライト大佐に送発電施設での戦いのデータが送信される。
シルベスタ将軍
「こうして見るとやはりと言うかなんというかアムロ大尉が敵に回るとこうも恐ろしいものかと改めてわからされるな」
ブライト大佐
「アムロ・・・」
シルベスタ将軍
「それではお前が気が付いた彼等の弱点について聞かせてくれるか?」
タカシ
「この間の戦いのデータからアムロさんの反応速度を得た連邦兵の乗る機体の方がその反応について行けず無理が出るってのがまず一つ」
ブライト大佐
「それについては報告書にあったので知っているが、それ以外にも弱点があると言う事か?」
タカシ
「ああ、キョウスケさんと戦った機体を見て気が付いたんだけど洗脳状態にある影響か解らないけど常に最適化された行動を取るんだよ」
シルベスタ将軍
「それが弱点なのか、私には驚異的な事のようにしか思えんぞ?」
タカシ
「最適化されてるのは良いんだけどさ、そこには嘘も意外性も無いって事さ」
ブライト大佐
「成程・・・最適化された攻撃や回避を選択し反応する反面、その動きは素直と」
タカシ
「そ、そういう事。奴らはこっちの攻撃を最小の動きで避けようとするしこちらの急所を狙おうと動くんだ、こっちがその動きに気が付いててもね」
シルベスタ将軍
「解っていればそれに合わせて此方も準備して当たる事が出来るのか、しかしそれでも・・・」
タカシ
「それでも向こうの反応はアムロさん並だし危険な相手な事には変わらないのはそうだけど・・・」
ブライト大佐
「解っていれば洗脳された連邦兵の動きを先読みして対策して当たる事が可能か、しかし洗脳された連邦兵は何とかなるかもしれないがアムロの方はどうするんだ?」
タカシ
「まーアムロさんを止めるには俺達任務部隊総出で気合を入れるしかないってトコかな、あの機体はアムロさんのイカレた反応についていける化け物みたいな機体だし」
シルベスタ将軍
「タカシや任務部隊の皆にまたアムロ大尉の相手を任せるのは心苦しいが・・・また頼むしかないか」
タカシ
「水臭いぜ将軍!それにアムロさんを助けたいのは俺も一緒なんだからさ、それに・・・それにアムロさん達を洗脳した奴らも捨て置けねぇしな!」
ブライト大佐
「そこまでアムロの事を・・・私からも礼を言わせてくれ、ありがとうタカシ」
タカシ
「へへっ、お礼はアムロさんを助けてからでいいさ!」
シルベスタ将軍
「よし、洗脳された連保兵の方はシークレットフォースで引き受ける・・・タカシ達任務部隊にはアムロ大尉を任せるぞ」
ブライト大佐
「ロンドベルからも出来る限り援軍を向かわせます、今度こそアムロを止めなくレは」
・・・こうしてシルベスタ将軍から任務部隊に再び送発電施設奪回に加えアムロ大尉達の確保が打診された。