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投稿者:ナイア
夜見島攻略後観測資料室 ナイア「うわー何だこれ何だこれめっちゃ面白い事になってるー」 ベリー「…何してるんですか邪神さん?」 ナイア「ああベリー君?何か用?」 ベリー「いえ、この部屋の前を通りがかったら声がしたものでつい…」 ナイア「ああそれで来たのね。いやー大分面白い事になってるよこれ」 ベリー「え?何がどうなってるんです?」 ナイア「たしか君魔法科学とかいうのやってたよね?」 ベリー「ええ、でも結局それが原因で学会から追放されちゃいましたけど…」 ナイア「ならその過程で少しは占星術に触れたりもしたよね?」 ベリー「ええ、少々齧る程度でしたけど」 ナイア「ならこれ見てみて、面白い事になってるから」 ベリー「!?これ結構ヤバイ星の並びになってるじゃないですか!」 ナイア「でしょ?他の星系から見た星辰はほとんど変わってないのにこの星だけ星辰が結構大変な事になってるのよ」 ベリー「でも何でこんなことに」 ナイア「多分予想だけどこの星を「焦点」として暗黒物質が異常な配列になってるの。その暗黒物質の重力レンズ効果が原因でこの星だけ星辰が滅茶苦茶になりかけてるっけ事」 ベリー「じゃあ前の夜見島の転移も…」 ナイア「そう言う事、肉眼で見える星の星辰はまだ影響受けてないけどそれ以外の星辰が滅茶苦茶になってるからその隙をついて闇島?夜見島?だったけかが転移してきたって訳みたい」 ベリー「じゃあ今のこの星って…」 ナイア「うん予想してる通りあちこち微小な特異点だらけになってる状態なのよ、それも日々数が増えてる。つまらなさそうなのは潰してるけどね」 ナイア「流石に「星丸ごと一つ」とか「一つの世界」ごと転移するほどではないにしても前の島みたいな「異界」なら現状いつでも出現したい放題って状態なわけ、いやはや面白いでしょ?」 ベリー「いやこの状況「面白い」って状況じゃないですよね!?」 ナイア「そう?不確定要素は多い方が面白いじゃない?」 ベリー「邪神さんはやっぱり邪神さんですね…」 ナイア「まぁ「異界は」小さいから対処は面倒だけどねー、でも「楽しんでやる苦労は苦痛を癒すもの」だよ」 ナイア「「異世界の星ごと」とか「別の世界ごと」の転移ならそのものを消し飛ばせばいいだけだから逆に私としては楽なんだけどねぇ」 ベリー「でもどうしてこんなことに…」 ナイア「それが分からないのよねー、でも言える事はこれを引き起こしてる存在が居るとしたらこの星をピンポイントで狙ってるってことぐらいかな?」 ベリー「この事他の隊員に伝えないといけないんじゃ!?」 ナイア「いやこの事は秘密にしといて、イレギュラーは多い方が面白いし」 ベリー「貴方って人は…いやもういいです…」 ナイア「一応南部君には軽く説明する機会があって説明してるしあとタカシ君も勘づいてるはずだよ」 ベリー「え!?なんでタカシさんが!?」 ナイア「今のタカシ君の深層意識に「何か」居るみたいでそこから情報を得たみたい。潜んでる「何か」までは知らないけどね」 ナイアが肩をすくめる ベリー「分かりましたとりあえず今後また夜見島みたいなことが起こりかねないって事ですね?」 ナイア「そう言う事、いやぁ面白くなってきた次は何が出るのかなー」 ベリー「…私は逆になんか疲れたので部屋に帰ります」 ナイア「はいはーいゆっくり休むといいよ」 ベリー「それじゃ失礼しますねー」 ベリーが部屋を出る (ささやかながらだけど私からの気遣いだ「扉の先」でゆっくり休むといい) ベリーが部屋を出て廊下に出たと思ったらそこはタカシ君の部屋の中であった タカシ「ええええ!!何でイチゴちゃんが急に俺の部屋に!?」 ベリー「ええええ!!廊下に出たはずなのになんで私タカシさんの部屋に居るの!?」 そうナイアはベリー君が部屋に入った後扉の向こう側をタカシ君の部屋に空間を繋げていたのであった
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