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投稿者:小心者
6.〔許容応力度とは〕 破壊強度に対する許容応力度の比を安全率といいます。 言い換えれば、許容応力度は、破壊強度を安全率で割った応力度とも言えます。 現行の許容応力度は、材料と応力度の種類によって、行政や学会からきめ細かく決められています。 また、許容応力度には、長期と短期があります。長期許容応力度は、常時の鉛直荷重に対して、また、短期許容応力度は、地震時や暴風時、積雪時に対して、検討を行うための応力度です。 次に、代表的な材料の許容応力度を紹介します。 〔鋼の許容引張応力度〕 鋼材の長期許容引張応力度は、降伏強度の3分の2です。安全率は1.5になります。 また、鋼材の短期許容引張応力度は、長期の1.5倍。すなわち、降伏強度と同値です。この場合の安全率は、1.0です。
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