投稿者:松本@GPF
2022年11月発行の岡本正人: 紙飛行機の空力データー低レイノルズ数の風洞実験
と
2022年12月発行の小池勝: フリーフライトF1Bー滞空時間を伸ばす技術と科学
です。
どちらも本の名前が内容を良く現しています。
添付写真は2冊をA4版コピー用紙の上に置いて撮影しました。
大判でどちらも内容のほぼ半分が図表や写真になっており内容が大変豊富です。
著者のご両人の経歴は似ていろところがあって
岡本正人さん:
1955年生まれ、和歌山工業高校教師ー秋田工業高等専門学校教授ー金沢工業大学教授(現職)
小池勝さん:
1952年生まれ、三菱自動車の開発エンジニアー明石工業高等専門学校教授ー大阪工業大学教授ー引退後はF1Bフライヤー
です。
岡本先生は和歌山工業高校時代から現在に至るまで紙飛行機や昆虫に相当する低レイノルズ数の翼の特性を風洞実験で研究しています(レイノルズ数RN=10000前後)。
小池先生の方は三菱自動車時代のF1Bの上昇パターンの研究もありますが風洞試験を使った研究は高専、大学教授時代で対象はF1Bに相当するRN=40000前後。
両方を合わせるとフリーフライト機のほぼ全域の翼特性をカバーしています。
両先生の少年時代からの趣味が研究の原動力になっているようです。
続くページでは小池先生の本の内容を紹介します。
岡本先生の本は別スレッドで。