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投稿者:kiya
<コプリシティツァ> コプリシティツァ(Koprivshtitsa)という、この読みにくい村に5泊した。 ここは小さい村だけど、美術館都市を宣言している。美しいデザインを施した家々が多くある。 かって財を成した人たちのオシャレな家々が立ち並ぶ、素敵なところだ。 ぼく達は、パノラマ・ファミリー・ホテルという家族経営のペンションに泊まった。 なかなか5連泊する客は居ないらしくて、大歓迎してくれた。 のんびりと毎日、村をブラブラと楽しんだ。5月1日にはお祭りがあり、前日から劇を練習していた。 男も女も、みな民族衣装を着て、お祭りは盛大だった。ブルガリア人の顔立ちから、若い女性達の民族衣装姿は美しかった。 祭りは、オスマントルコを撃退した祭りだと言う。そういえば、ルーマニアからブルガリアに掛けて、 あちこちにオスマントルコと対峙した爪痕が残っていた。 親しくなったホテルの兄ちゃんと話していると、彼らの歴史は、脅威だったオスマントルコを、ロシアの支援を受けてようやく撃退出来た。 しかしその後、ロシアの支配が始まり、結局ロシアの方が嫌だったと、ポツンと話していた。 5泊もしたので、レンタカーで名も無い周辺の村々を数多く回った。このあたりは、バルカン山地の山裾に有って、 何も無い村だけど、緑豊かな野辺という印象がつよく残った。 村を良く見ると、ゲストルームと書いた札が門に貼ってある家があちこちにある。知らない宿だがそんな宿泊もある様だ。 夕方、ホテルの近くで、通りがかりの家から呼び止められた。家に来いと言う。 行くと、バーベキューのような食事をしていて、食べろと勧められた。食事とビールや飲み物を出された。 そして、部屋を見てせてくれて、ここに泊まらないか?という。近くのホテルに泊まっているからいいよ、と、 やんわり断って帰ってきたが、言葉も通じず、何だかよく分からない出来事だった。これもゲストルームなのかも知れない。 コプリシティツァの5泊は、田舎で素朴だけど、とても良かったと、旅の印象に残った。 写真:コプリシティツァはこの先の山裾に、パノラマ・ファミリー・ホテル    ホテルの部屋から村を望む、ホテルの家族と、    5月1日お祭り、祭りの綺麗なお姉さん方
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