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投稿者:滝 敏美
長くなって申し訳ありません.解析結果はさしあたりこれを最後にします. ダウンスラストの影響を検討してみました. 来週にでも飛行試験ができたらよいと考えています. ■ 3次元運動解析結果(その5) ラダー舵角をゼロとし,ダウンスラストとサイドスラストを変化させて影響を見ました. 下の表がその結果です. この表から以下のことがわかります. ①ダウンスラスト角を変化させても,獲得高度はあまり変化しない.サイドスラスト角が重要. ②右旋回上昇のほうが左旋回上昇よりも高度をとることができる. ③右旋回上昇では,サイドスラスト角の小さな変化で高度が大きく変化する.したがって,調整が難しい.ダウンスラスト2度程度は必要. ④高度では損をするが,左旋回上昇のほうが許容範囲が広いので,調整しやすそうである. この表の現象はプロペラが気流方向に正対していない(迎角がある)ときに発生するヨーイングモーメント,ゴムのトルクによる機体のロールモーメントの兼ね合いによるものと思われます.
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