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投稿者:はっちん
新型コロナのエビデンス 元記事URL⇒ https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/ 岡田正彦 新潟大学名誉教授(医学博士)  テレビでは語られない世界の最新情報を独自に分析  正しい情報を偏りなく 今週の新情報 (2023.4.17) Q 討論:厚労省発表の死亡データをどう読むか? A 4月3日付けのテーマ「厚労省発表の死亡データから作成した以下の図(棒グラフ⇒ https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/death_interval.jpg )をどう読むか?」に対し、多くのご意見が届きました。まず、いくつかをご紹介したのち、考察を深めてみることにします。 【グラフに対するご意見】 (1) このグラフは、間違いなくワクチン接種が死因であることを示している。 (2) ワクチン接種は体調の良い人だけが受ける、という「偏り」があるので、接種していない人と比べるのは、不公平。 (3) 接種後の時間が経つにつれ、医師はワクチンのせいではないと考えてしまい、報告しなくなっただけではないか。 (4) 「死亡」という出来事は、接種を受けた圧倒的多数の前ではあまりに少数で、統計処理上、なかったことにされてしまう可能性がある。 (5) 2日目(接種翌日)に死亡が異常に多い理由が気になる。アナフィラキシーでも自己免疫病でもないとすれば何なのか? ワクチンの何らかの成分(毒物)が全身を回る時間なのか。 【新しいグラフのご提案】 (6) 基礎疾患なしの人たちだけで、グラフを作ってみたら以下(折れ線グラフ⇒ https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/goiken1.jpg )のようになった。 (7) コロナワクチンで死亡する「3つの原因(アナフィラキシー、毒物中毒、自己免疫病)」に分けて、グラフにしてはどうか。これらを仮に0日、1~4日、5日~14日、15~31日、32日以降の5群に分けると、以下(円グラフ⇒ https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/goiken2.jpg )のようになる。 【別の視点からのご意見と今後の課題】 (8) 「接種して死亡した人たち」の致死率を、同じ日ごとに「死亡したが接種はしていない人たち」のそれと比べるのがよいのではないか(地域ごとに)。 (9) 60歳以上に着目すると接種後の致命率は87.8パーセント、一方、同年代でコロナに感染して亡くなった人が78.9パーセントで、ワクチンのリスクは明らか。接種後の致命率は、同年代でコロナで亡くなった人のそれより高くなっている。 (10) 65歳以上に着目すると、コロナワクチン接種後の致死率は0.0036パーセント、一方、インフルエンザワクチンは0.0000018パーセント(令和元年)で、差が明らかに大きい。 (11) 今後は、「まだ接種していない貴重な人たち」を保護し(?)、「対照群」として追跡していく必要がある。 (12) 国内複数大学の共同研究では、接種者に認められた有害事象は死亡も含め、接種前に比べて増えていないと結論しているが・・・(文献1)。 【その他の感想】 (13) 「だからこそ、仲間割れを誘うわけではなく、ワクチン接種を推進している巨大な力と対峙するとき、揚げ足をとられないようにしておかなければならない」との当ホームページ記事に、ハッとし、現実の難しさと、これから自分に何ができるかを考えている。 【考 察】 「統計データ」と称するもの見せられたとき、まず考えるべきは「集められたデータに偏りはなかったか?」ということです。 たとえば新薬が世に登場すると、製薬企業は、学術論文に記載されたデータを添えて、「絶大な効果」を医師たちにアピールします。ところが、専門誌の編集者たちからすれば、華々しいデータを報じた論文を掲載したほうが、世間の注目を集め、売り上げも伸びるため、「効果はなかった」とか、「副作用が強かった」などと結論した原稿には、点が辛くなり、不採用としがちです。つまり出版の時点でも、「偏り」が生じていることになります。 このような偏りは「バイアス」とも呼ばれ、避けがたいものもありますが、ほとんどは意図的なものです。「副作用がバレないうちに調査を打ち切る」、「比べる相手(対照群)の生活習慣などに偏りがあったことを隠す」、「致死率などは隠しておきたいため意図的に死者数を調べない」、「不都合な患者データはなかったことにする」などは、製薬企業によって繰り返し行われてきた不正行為です。 ときには、報告者がバイアスの存在を理解できず、読み手のほうもそれと気づかず信じ込んでしまうこともあります(文献2)。 さて、「厚労省発表の死亡データ」の場合は、どうだったのでしょうか? 改めてご意見をお寄せください。 【参考文献】 1) Takeuchi Y, et al., A post-marketing safety assessment of COVID-19 mRNA vaccination for serious adverse outcomes using administrative claims data linked with vaccination registry in a city of Japan. Vaccine, Nov 7, 2022. 2) Yamaguchi T, et al., Safety monitorinbg of COVID-19 vaccines in Japan. Lancet Reg Health West Pac, Vol 23, 2022.        
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