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投稿者:和田剛
> 飛井 様 和田です。ご質問ありがとうございます。 大変面白いご指摘ですね。そういう目で見たことがありませんでした。 ここでは添付ファイルのとおり、備後・備中国境から備前・備中国境目領域までを中心に見てみましょう。ひとまず山陽道(推定含む、白線)とその南北1kmに等距離バッファ(青色の領域)を描いてみました。赤い▲印が畝状空堀群、黄色い六角形が畝状空堀群と土塁囲みの両者を備える城です。 確かに山陽道をまたいで、南北に畝状空堀群を備える城が見られるようですね。ただ、2城を1単位とするかについてはなんとも。 確実に言えるのは、 1)山陽道沿いには畝状空堀群を備える城が、他の地域と比べて多い。 2)その間は概ね2〜7km程あいている。 3)備中高松城の北、足守には畝状空堀群を備える城が集中する傾向にある。 ということでしょうか。ちなみに、足守は上にも書いたとおり、江戸時代に巡礼の道となった大山道にそっているのでした。 こうした状況です。いかがでしょう。 私は備後国の城については城館調査報告書を眺めたことがあるくらいで、ほとんどわかりません。参考にすべき城が山のようにあるのは存じ上げているのですが、昨今の情勢下、県外調査は難しい状況です。そのため是非ご教示いただければ幸いです。 どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。 和田
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