投稿者:kiya
<ポイアナ・スタンペ村での、出来事>
2連泊の翌日は、だらだらと村を通り、ビストリツァの宿に向かう、80kmほどで近い。
途中のポイアナ・スタンペ村(Poiana Stampei)の道で、おめかしした幼児が何人も、お母さんと一緒に自分の家から出てきた。
何か有るのかな?と、急ぐ旅では無いので、車を路肩に止めて様子を見ていた。
子供たちはそれぞれ手にバスケットを持ち、近所の家の門をあけて中に入っていく。
しばらくすると、子供は家から出てきた。道路で待っているお母さんに、うれしそうにバスケットの中を見せている。
ぼく達は興味を持ち、バスケットの中を見せてもらった。中には絵付けしたイースターのタマゴが入っていた。
そうか、イースターの卵をご近所からもらって来たんだ。和やかな雰囲気にぼく達も笑う。
すると、1軒の家からお婆さんが出て来て、我々に家の中に来いと言う。
誘われるままに家に入ると、狭いけどルーマニア刺繍で飾られた家の中を見せてくれた。
亡くなったご主人の写真が壁に飾られていて、聞くと、お婆さんはまだ65歳だった。
なんだ、ぼく達と同世代だよ。
そして言葉は通じないが、国際言語のジェスチャーで話す。
お菓子を出され、イースターだからと郷土料理のサルマーレなどが出てきた。
ホテルの朝食後で、まだ時間が経ってないのでお腹は一杯だったが、折角なので頑張って食べた。
ルーマニア旅行中に、一般家庭にお邪魔して郷土料理を戴くという、貴重な体験になり嬉しかった。
おじゃましている間にも、可愛い女の子が、バスケットを持ってやって来ていた。可愛いなー!
写真:イースターの門飾り、おめかして家から出てくる子供、子供たち。