投稿者:スカンディナヴィア国民連盟
・護衛隊(SkyddsGrupp)の精鋭たち
連日のように続く過激党派の街頭闘争の中、護衛隊の若者たちは粛々と会場整理や交通誘導に当たっている。
冬の寒さの中でも燃え上がる愛国心によって自らの身体を火照らせており、凍えることなど無いようだ。
写真機を向ける我々に笑顔を見せる余裕さえある彼らの頼もしさ。その献身により今日も我が党の集会は安全に保たれている。
今回、我々の取材に応じてくれたプロッカ(Plocka)隊長は次のように語った。
「俺たちは準軍事組織のように思われてるがそうじゃあない。ほんの小規模な護衛の集まりに過ぎないんだ。
任務は集会での会場を綺麗に整理することや集まってくる連中の車を停車場へ案内することぐらいさ。
暴力沙汰とはまったく縁がない仕事だよ。射撃や格闘の訓練だって?馬鹿を言っちゃあいけない。
そんな与太話は過激党派の流した嘘っぱちだよ!ハッハッハッ!」
また、オスロ育ちだが生まれたのはニュージーランド、という変わった来歴を持つまだ若いヨハンセン(Johansen)隊員は
赤ん坊の頃に高級船員だった父親を亡くし苦労したという。
「僕――私たちの家にいまいましいアメリカ人がやって来て、父が最後の航海について書いた手記をだまし取ったんです。
そのことで母はいまもずっと後悔しています」
夢はスカンディナヴィア統一の大義を成し遂げる一助となることだが、いつか南太平洋へ探検に赴いて父親の最後の航海に
なにがあったのかを調べたいとも語ってくれた。
今回の取材で、護衛隊が過激党派の主張するような団体ではないことが確信された。読者諸兄は安心して我が党の政治集会に参加されたい。
なお、オーランド諸島は返還されなければいけない。
なお、写真の部隊が違う党派のものではないか?と考える読者諸兄は連盟本部ないし各支部へと出頭せられたし。