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投稿者:はっちん
新型コロナのエビデンス 元記事URL⇒ https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/ 岡田正彦 新潟大学名誉教授(医学博士)  テレビでは語られない世界の最新情報を独自に分析  正しい情報を偏りなく 今週の新情報 (2023.4.3) Q 厚労省発表の死亡データは何を語っているのか? A ワクチンを接種したあと亡くなった方々の情報を厚生労働省が集計し、公表しています。データはすべてPDFと呼ばれるファイル形式で発表されているため、数字をパソコンで読み取ってグラフにしたりすることができません。 幸い文献1で紹介されていた巧みな裏技?を使って、エクセルファイルに変換することができました。早速、作ってみたのが次の棒グラフ(画像⇒ https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/death_interval.jpg )です。「接種を受けてから死亡に至る日数」を横軸に、「それぞれの人数」を縦軸にとっています。横軸のゼロは接種当日のことです。 対象は、令和3年2月17日~令和4年4月17日の間(1年2ヵ月)に報告のあった1,609例です。ただし、日付や年齢が「不明」となっていたり、明らかなミスプリントと思われる事例は削除し、また訂正情報がメモ書きされていた場合は、それに従って訂正を行いました。最終的に作図に利用できたのは1,371人分のデータで、年齢や性別、接種回数にかかわらず、すべての事例を含めています。 このようなグラフは、すでに何人かが作成に成功し、ネット上に公開しています。3月15日に開催された議員有志の公開討論会でも提示されていました。多くの方々が、「動かぬ証拠」として期待を寄せているものです。 さて、問題はここからです。この棒グラフは、いったい何を表わしているのでしょうか? このようなグラフから「ワクチンのせいで死亡したのは明らか」と、本当に断言できるのでしょうか。どんな統計データでも、それを読み解く際にまず考えるべきは、「データの集め方に偏りはなかったか?」ということです。 この問題に関するご意見を募集します。 「コロナワクチンを断罪するには、様々な立場で行動を起こしている人たちにまず連携してほしい」とは、前々回の当ホームページでご紹介した皆さまのご意見の中で、もっとも多かったものです。だからこそ、仲間割れを誘うわけではなく、ワクチン接種を推進している巨大な力と対峙するとき、揚げ足を取られないようにしておかなければならないのです。 なお、私が再現した実際のエクセルファイルは、以下(青色の文字)をクリックするとダウンロードすることができます。ファイル中、右端の「死亡までの日数」は、私がエクセルで計算して付け加えたものです。エクセルがお得意な方は、このデータからさまざまグラフを作り、考察の参考にしてください。  「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」DL⇒ https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/mortalityinterval.xlsx コロナワクチンでなぜ死亡するのか? 考察の参考にしていただくため、これまでに得られた死亡に関する膨大なエビデンスを整理しておくことにします。ワクチンを接種して死に至る理由は、少なくとも3つあることに気づきます。 まず、このワクチンが初めて登場したときから言われていたのが、アナフィラキシー・ショックです。その定義は、原因物質が体内に入って数秒から数分以内に、血圧低下、呼吸困難、発疹、嘔吐などの症状を認めた場合、とされています(文献2)。致死率は、正確な値は不明ですが、救急外来に搬送された人に限れば0.25~0.33パーセントと報告されています。死に至るまでの時間は、約7割の事例で1時間以内です(文献3)。 原因物質として当初から指摘されていたのは、mRNAを包む脂質微粒子膜の成分の一つポリエチレングリコールでした。保水性があり化粧水などに使われているものです。ワクチンに使われたのは初めてであったことから、物議をかもしました。この物質で実際にアナフィラキシー・ショックを起こした人は多数いたものと推測されますが、体内に何も痕跡が残らないため、たとえ死後解剖(剖検)を行っても、残念ながら証明することはできません。 2つめは、1月16日付の当ホームページで報告※1したように、脂質微粒子を構成する物質の一つプラスの電気を帯びた脂質※1です。激しい毒性を発揮するため、ときには血を吐いて死亡する可能性もあります。厚生労働省の会議で、初めて「ワクチン接種と死亡との因果関係が否定できない」とされた事例は、その可能性が高いと考えられます。この場合も、死に至るとすれば1日以内です。この場合は、剖検である程度、確認ができるはずです。 (※1:記事⇒ https://rara.jp/royal_chateau_nagaizumi/page3708#3890 ) 3つめは、当ホームページで繰り返し指摘※2してきたとおり、副作用として生じる自己免疫病※2です。死に至るとすれば、5日から3ヵ月ほどの間と推測されます。腎臓病、心筋症、脳症、肺炎など多くのタイプがありますが、バイオプシーや病理解剖で得られた組織サンプルが保存されていれば、トゲトゲ蛋白を染める方法や糖鎖の異常を分析する方法で、因果関係を証明できるはずです。 (※2:記事⇒ https://rara.jp/royal_chateau_nagaizumi/page2142#2155 ) (※2:記事⇒ https://rara.jp/royal_chateau_nagaizumi/page3708#3837 ) (※2:記事⇒ https://rara.jp/royal_chateau_nagaizumi/page3708#3926 ) (※2:記事⇒ https://rara.jp/royal_chateau_nagaizumi/page3708#3964 )、他 さらに、もっと長い年月を経て生じる副作用も考えておかなければなりませんが、実態の解明は今後の追跡調査を待つしかありません。 以上の情報も踏まえて、自作のグラフやお考えを当ホームページ宛てにお寄せください。 【参考文献】 1) 鈴村泰, コロナワクチン接種後の死亡データ、自動グラフ化に成功, アゴラ言語プラットフォーム, Aug 3, 2021. 2) Anaphylaxis, Mayo Clinic, on line. 3) Pumphrey RSH, et al., Postmortem findings after fatal anaphylactic reactions. J Clin Pathol 53: 273-276, 2000. 【脚注】 厚生労働省発表のデータについて  厚生労働省のホームページには、「データの利用は自由であり、加工を行った場合でも、その旨を明記すれば許諾を求める必要はない」と記されています。したがって本文中で公開したデータファイルについて、著作権上の問題はありませんが、ネット上にグラフなど公開する場合は、引用元を明記してください。  新型コロナワクチンのせいで天寿を全うできなかった方々には、心から哀悼の意を表し、その貴重なデータを未来のために利用させていただくことにします。        
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