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投稿者:つくば・あべ
 オオアリ属は多型と言えるか……。  《蟻は、翅を無くしたことにより様々な形態を得ることが出来た》と何かの書籍にあった。飛翔するということは、大変らしい。様々な制約がある中で飛んでいるらしい。多様な昆虫を観ていると、ちょっとピンとこないが、そうらしい。まあ、兵蟻と呼ばれる大型働蟻に翅があっても上手に飛べる気はしない。  《蟻は、翅を無くしたことにより様々な場所に潜り込むことが出来た》ともある。これはすぐにピンとくる。甲虫類も外翅を堅くすることによって潜り込むことが出来ている。  ヒラズオオアリの頭幅分布を載せる。間が開いた2山となる。形態差も明確である。残念ながらオオアリ属から退場させられたらしい。当然のような、残念のような気がするが、現在的な科学的判断での決定だろうから、他亜属とは離れているのだろう……と考えるしか無い。  ウメマツオオアリ亜属は、繋がっているが何とか2山となる。オオアリ亜属とクサオオアリ亜属は2山にはならないようだ。頭部の形態が明らかに違うし、これだけ山裾が広いと多型なんだろうね。《ミニフがいるから蟻は皆んな多型》って気もするけどね。  ウメマツオオアリ亜属4種の頭幅分布載せる。頭幅分布は横軸が頭幅長で縦軸が個体数%、おまけで、頭幅と頭長の相対成長グラフを載せる。これは、横軸が頭長で縦軸が頭幅。こうして、ウメマツオオアリとイトウオオリの区別方法に向かう。
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