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投稿者:ナイア
ナイア「よぅきょうだい調子はどうだい?・・・ってもう『自我』も無いんだっけか」 そう言いながら巨樹の枝に寝転がり数多の平行宇宙・多次元宇宙を眺めていた ナイア「ここならもはや誰も来ることは無い、平行世界間や多次元宇宙を移動する場合は前と違ってこの巨樹の中を通ることになる。そして私はその外側にいるからね」 ナイア「・・・寂しくないと言えば嘘になるがこれが最善の選択肢、私はここで『傍観者』として存在し続けよう」 ナイア「・・・ただ不確定要素があるとしたら「扉」の印をハス太に見られたぐらいか・・・だがハス太にあの印の解読は難しいだろうし・・・あれだけのことをやったんだ・・・わざわざここまで来て連れ戻そうとすることは無いだろう・・・」 ナイア「しかしなんだ・・・少し疲れたから軽く寝るとするか・・・なに時間は文字通り無限にある・・・からね・・・」 微睡の中に沈んでいく前に呟く ナイア「私は詠おう…「人々に未来在れ」と…たとえそれが残酷な詠だとしても…『神との決別』…これが私が『神』として施す人類への最後の祝福・・・もしくは呪いだ・・・どっちになるかは・・・君達・・・次第・・・」 そうして微睡に落ちていくナイアであった・・・
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