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投稿者:とら
短人偏、長人偏、初鋳の物掲載します。 サイズは、短人偏、49.51mm、33.31mm、21.61g。      長人偏、40.16mm、32.61mm、21.29g。 銭文径は、プラスチックノギスで、40.9mmと41.0mm。          金属ノギスで、41.1mmと41.2mm。 長人偏の方が肥字の為、大きいようです。 尚、不知分類譜のP98の10.11.12は、この長人偏から採られているとの事で、サイズが3枚とも異なるのは、拓を計測しているからと思われます。 図譜では、143肥字となっており現品です。 浩泉丸様の考察で、2枚は姉妹であることは、まず、間違いなさそうで、鋳地もほぼ同かもしれません。 私見ですが、1つの原母から、短人偏と長人偏の母銭が作られ、初鋳の物、次鋳のものなどが各々作られた気がします。 ただ、原母のようなものがあったとしたら、T様や、七時雨山のお考えのように長人偏かもしれません。 浩泉丸様の短人偏は、最高に美しく、次鋳などが存在しなければ、薩摩の請負業者が稟議銭と持参した品のようにも見えます。 薩摩とは異なるかも知れませんが、上手の物は赤くなく、東北の感じはありません。次鋳や出来の悪いものは赤くなるようです。 薩摩銭には用がいかり肩になっている物もあり、確かに書体の雰囲気は似ているので、完全に否定はできませんし、 薩摩を馘似なった請負業者が、別なところへ行き、次鋳銭を鋳造した可能性もあるかも知れません。 ここまで行くと完全に妄想です。
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