投稿者:kiya
<べリコタルノボ>
べリコタルノボは、ブルガリアでは大きな地方都市で、ルセからは120kmほどだ。
レンタカーで走りだして、ほどなく困った事に気が付いた。ブルガリアはキリル文字。道路看板が英語と2段表記のうちは良いけど、
英語表記が消えると、キリル文字だけになって何と書いてあるのか分からない。
この文字は形が覚えられず、道路看板がしばしばキリル文字だけになって、悩まされた。
(ソフィア 英語:Sophia ブルガリア語:София)大きな町なら必死に形を覚えるが、
脇道に入って、名前も知らない村めぐりになると、本当に道路標識が読めず、車を止めて地図とジーっとニラメッコも、しばしば。
べリコタルノボは丘の斜面に開けた町で、素敵な観光地で、町歩きも楽しい。
この町で2泊したが、Booking.comで予約した ホテル・ミノテル があまりに安くてびっくり。
ツインルーム・朝夕食付で1日あたり20ユーロ、1人10ユーロで2食付きとは驚いた。
部屋は普通の広さで、洗面・トイレ・シャワーも普通の大きさで付いている。
おまけに、旧市街にも歩いてすぐだし、窓からの景色もとても良くて、駐車場も有る。
ドミトリーなどを一切使わない僕達のヨーロッパ旅行の中で、過去も将来も、たぶん一番お安い、お得な宿の記録になるだろう。
レンタカーで近郊の村を観光。アルバナシ(ARBANASI)は民家の屋敷が集まる静かな住宅地で、文化財に指定されている。
うす茶色い石を積み上げた平屋の家と、家々の塀は、独特な落ち着きと静かさが有る。
(琴欧州の実家)
もう一件、30kmほど先の行きたい村が有った。ジェルニッツァ村(Dzhulyunitsa)である。
ここには、大相撲の大関で、ブルガリア出身の琴欧州の家がある。プロスポーツでは大相撲が一番大好きで、いつも熱心に見ている。
外国人の人気力士の、琴欧州の家が近いと聞いて、是非行こうと思っていた。
行ってみると、荷馬車が走り、コンビニが1軒あるだけの静かな村だった。
車を止めて、キョロキョロしていたら子供たちが近づいてきて、「コトオウシュウ?」と、問いかけられた。
子供たちは、こっちだ!こっちだ!と小走りに案内してくれた。家には国旗が数本立っていた。
家の前に車を止めて、様子をうかっがっていたら、自転車を押したお婆さんが通りかかり、この家に用事か?という仕草。
うん!とうなずくと、その家に入って人を呼んできてくれた。出てきたのは、琴欧州のお父さんだった。
ホテルでの夕食のとき、ドイツから来たという若い夫婦と話をした。
奥さんは見た目は日本人かと思い、話しかけるとインドネシア人で、国際結婚しているという。
べリコタルノボは、町中の道がちょっと分かりずらい。そのためか、ドイツから車で来ていて、町に入りホテルの場所が分からず苦労したと言ってた。
が、面白いもので、私は町に入るなり難なくホテルに着けた。
写真:道路看板にべリコタルノボと書いてあるらしい、レンタカー、
べリコタルノボを見る、旧市街は素敵だ、
琴欧州のお父さんと、格安ホテルの部屋からの景色は抜群。