投稿画像
投稿者:601号
おばんでございます。 イトーヨーカドーと言えば、岩手県第1号は”その頃”の1986年3月21日、北上駅前にオ-プンした北上店でした。 この直後、私は岩手を離れることになったのですが、ホテルも併設した待望の駅前ショッピングセンターが出来たのは、まるで北上駅がいわゆる民衆駅に生まれ変わったような感動すら覚えました。 さらにこの半年後に行われた国鉄最後のダイヤ改正時に北上駅では東口の開設と、0番ホームの増設が行われました。 新幹線開業後に在来線優等列車の大半が消え、さらには「快速くりこま」も廃止される等、寂しい状況が続いていましたが、このダイヤ改正では、従来と同じ客車と気動車によるものではあるものの、北上~盛岡間・普通列車日中30分間隔での運転が始まり、駅とその周辺の大きな変化により、新時代の到来を感じさせてくれました。 しかしながら既に車社会となっており、市街地にも近い駅前という環境では、平面駐車場からは距離があり地下道を通り階段を上り下りしなければならなかったこと。立体駐車場とは直結していて、雨でも濡れないというメリットはあったものの、駐車場内が狭く敬遠されがちだったこともあって、広い平面駐車場を持つ花巻店とは売上の差が大きく開いていたようです。 その後、開店14年に満たない2000年1月に閉店となってしまい、その後はホテルも閉業。現在は居酒屋や公共施設、オフィステナント等が入居しています。 2017年6月、東北新幹線開業35周年記念イベントとして、このビルの中で開業当時の写真を展示していたので、その様子を撮ってみました。 バスのりばには、当時も岩手県交通の代表格だった自社発注のBU10や、国際興業からと思われるBU04、釜石特急の平屋CSA580と思われる車が確認出来ます。また、別角度の写真では、元花巻バスの金産ボディRE100も小さく見えています。
投稿記事
画像を拡大