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投稿者:浩泉丸
パッと見で薩摩っぽくないですね。接郭でもない雰囲気です。とはいえ、私は最近は古銭をあまり見てないので、銭文径を銭文径を計測してくださいね。接郭は刔輪で背當が輪から離れます。(書体がよく似ている額輪額輪本体はあまり離れない・・・例外あり→ 異當) 本座広郭の中にも寶足が離れるものがあります。本座にも刔輪と言えるような鋳ざらいされたものが存在します。 接郭は主として3種程度に中分類できます。(もっと細分類もできますが、それはお好みで・・・)微妙な差なのでひとくくりに接郭とされてしまう傾向にありますが、よく考えると「不知広郭手 覆輪強刔輪」というすごい種類なのです。 土佐額輪本体も同じように覆輪刔輪でしかも嵌郭の技術まで使用されています。なんでこんな面倒なことをしたのかと言えば・・・なんなんでしょうかね? 初期のころは母銭を調達するのが難しかったからだと個人的には思うのですが、定かではありません。見つからないように偽装する・・・という行為の中に、母銭を簡単に作り、いざとなったら隠ぺいできるという目的があったのかも。 画像の品上は 2015年4月15日に掲載した「不思議な細郭手」 です。今では不知ではなく本座だろうと推定しています。背が細縁に刔輪される強刔輪銭なのですが銭文径・規格は本座。細郭は母銭が流出した可能性があるので不知としても良いかと思います。 画像下は額輪刔輪異當 額輪本体系で背の刔輪が強烈なもの。珍しいと思います。2020年の制作日記11月4日の記事にあり、七時雨山様からの投稿画像です。私はまだ見たことがありません。
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