投稿者:青葉
こんばんは、今日は鉄道の日、そして鉄道150年記念日ですね。
50年前、鉄道100年の時中学生だった私は、この50年間鉄道界の移り変わりをつぶさに見てきました。
この50年間で一番よくなったなと感じるのは車内環境がよくなったことです。
どんなローカル線でも冷房は当たり前になり、禁煙もあっという間に当たり前になりました。
また、床が綺麗になりました。かつては車内で出たゴミは座席の下に捨てるのが普通で、
駅弁の空き箱やミカンの皮、新聞紙、煙草の吸殻等々が散乱し、特に長距離列車の終着間近だとなかなか大変な状況でした。
そして何より、トイレですね。トイレから見た真下の線路、今でも目に焼き付いています。
勿論新幹線効果でスピードも速くなりましたが、こうしたことは案外忘れがちなような気がします。
鉄道会社の努力もあるでしょうが、日本人全体の民度が上がったという感じです。
こうして速く綺麗な旅ができるようになったことは喜ばしいことですが、
趣味的には、全くつまらなくなりました。移動のための手段に徹している感じとでもいうところでしょうか。
次の鉄道200年には、私は生きていませんが、これからの50年は鉄道界にとってはなかなか大変な時代になりそうです。
特に地方の鉄道を維持していくのはむずかしそうです。長年にわたり国の政策が道路偏重できましたから当然です。
国として鉄道をどう位置づけるのか、真剣に議論してほしいですね。
画像は1972年10月15日、C57-7牽引の鉄道100年記念号で、大井町付近です。
これだけでなく関東地方では総武・成田線、八高線でもSLが運転されました。