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投稿者:小心者
 コンクリート構造物は、100年以上前から現在に至るまで幅広い年代に建設されています。経年が100年程度でも、現在も健全に使用されているものもあれば、例えば高度経済成長期に施工され40年を経ずして、塩害や中性化、アルカリ骨材反応などと呼ばれる、様々な劣化が顕在化しているものもあります。このようなコンクリート構造物では、その状態を調査・診断し、必要に応じた補修・補強を施しています。  コンクリート構造物の補修の一つとして、劣化した箇所を部分的に断面補修する方法があります。近年、この補修箇所の周辺で鉄筋腐食による劣化が認められる事例(図1)がありその対策が求められています。そこで、コンクリート構造物の現地調査と供試体試験から、部分断面補修箇所周辺の鉄筋腐食による再劣化のメカニズムを明らかにするとともに効率的な補修について考えてみました。 元記事:https://bunken.rtri.or.jp/PDF/cdroms1/0004/2012/0004005629.pdf    
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