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投稿者:松本@GPF
始まりは決定的瞬間を捕えた1枚の写真です。 左の写真は多分2007年か2008年のアメリカの室内カタパルトグライダーのマスランチ競技で撮影された優勝者の発射の瞬間。 この写真を観察・分析して考案されたのがカタパルトグライダーの新しいフック・持ち手の方式です。 中央の写真に3例を示します。フックは機体の先端にあり、持ち手は主翼前縁の下辺りにあるのは共通です。 一番上はこの方式が最初に紹介されたNFFS(米国FF協会)の機関紙Free Flight Digestの2009年6/7月号の記事から。 このアイデア自体とこの方式のグライダーPathfinderはアメリカのNFFS SymposiumのModel of the Year(本年の模型賞) を2重受賞しています。その時の記事の図が2番目と3番目。 日本でNFFSの本年の模型賞を受賞したのは石井満さんの室内ハンドグライダーだけですが、Pathfinderの設計者Stan Budenbohmさんは確か石井さんのライバルです。 2012年のNFFS Symposiumの記事によればアメリカの2007年以降のカタパルトグライダーの全国大会優勝者全員がこのフック・持ち手の方式(hook/grip system)を採用していてます(All Open National Reords and Nationals wins for Catapult Gliders since 2009 used the Forward Grip.)。従来方式と比べて獲得高度にはっきりした差があります。 主翼、フック、持ち手の位置関係の一例がFree Flight Digestの2009年6/7月号の紹介されています。右の図の通りです。
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