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投稿者:つくば・あべ
 今回は、カドフシアリです。  採集後に入手した文献です。 ……………………………………… 『生まれたときから翅をもたず形態的に働きアリに似ていながら、きちんと繁殖を行うメスが存在する。これが、中間型女王アリと呼ばれるメスカーストである』 『コロニーサイズは小さく(働きアリの数は平均30個体前後)、行動範囲も狭い(数メートル4方)。ミミズ、トビムシ、甲虫の幼虫などを主な餌としている。本州では土中に生息しているためコロニーの採取は困難だが、北海道ではシダの地上根や朽ち木、クルミの中などに営巣するため、採集は比較的簡単だ』 村上貴弘(北海道大学) 遺伝 2005年9月号(59巻5号)P.76-79 ……………………………………… カドフシアリ Myrmecina nipponica における中間繁殖カーストの形態発生学的解析と社会生物学的意義 *宮崎 智史, 村上 貴弘, 東 典子, 東 正剛, 三浦 徹 © 2005 日本生態学会大会講演要旨集 第52回日本生態学会大会 大阪大会セッションID: P2-148 ……………………………………… 寒冷適応したカドフシアリの無翅女王におけるheat shock protein遺伝子の低温応答 *宮崎智史(玉川大学, 富山大学), 前川清人(富山大学) 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨 一般講演(ポスター発表) P2-C-100 (Poster presentation) ………………………………………  採集したのは、冬場にハラクシケアリを採集していて、出て来たからです。五斗蒔だったので同定することにしました。他の地域だったら見なかったことにしたでしょうね。同定するとカドフシアリになります。でも「働きアリの数は平均30個体前後」とあります。じゃあ、何だと、同定は向いていないなあ、と。  写真は、採集直後2018年12月13日 2019年6月ブルードが多い 同卵塊 
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