投稿者:リンドホルム伯パウル
・某月某日
『
で、そう。
はあ、成る程。エスターボッテン王?
興味ない。
ミサイル燃料、いいぞ。
まだまだある。
自民党の馬鹿共、最悪の場合は政府と全面戦争するつもりでいたらしいからな。
まとまった量を送ることが出来る。
それと、航空機。
どうせ減ったんだろ?
面白い奴が入ったから送っておく。
陸戦兵器もいくらかある。有効活用しろ。
そう。
そうか。
もし木材がなくなったら、薬物とかでもいい。
換金可能な資材をよこせ。以上。
というか、何故少年が少ないんだ?
若い労働力としても、性的にも好事家に需要があるんだが……
まあいい。じゃあな
』
……はあ。
英仏のうち、イギリス連合は明確に敗北した。
フランスの時間の問題だ。
資産の南米への移送も慎重にやらねばならぬ以上、時間がかかる。
だが、このスジ。この線を維持すれば……まだ、勝機はある。
「ねえ」
……どうした、ナディア?
「私は、何でもいいの。でも、苦しくないの?」
何が言いたい。
「私は何も出来ないけど、それでも私は、あなたの顔を見ていると……いえ。分かっているわよね」
……私の価値は、血と泥を被った金塊にしかないんだ。
だから、この線で行くしかない。
後世で何と言われるか?
知ったことじゃないね。
勝手に書けばいい。
「……きっと、あなたに味方する歴史家だっているわ」
それは救いがたい阿呆だな。
もっとも、私も、な……