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投稿者:つくば・あべ
 特に気になるオオアリ属を見てしまう。  こうゆう図鑑的なもので多型の蟻種をどのように載せるかは難儀だろうと思う。私がそもそも相対成長用の測定をしたのは、ウメマツオオアリとイトウオオリを明確に区別=同定するためだった。なので、腹柄節の測定も行なった。  また、データベースのオオアリ属の体長の数値に疑問というか間違いがあるのは、こんな作業をするとよく分かる。あの数値を信じて同定が混乱する初心者は多いだろう。実際、数人に尋ねられたことがある。「ああ、あの数値は正確じゃないから」と応えるのは、拵えた人らを知っている身としては心苦しいものがある。そのうち、何らかの形で発表するしかないのだろう。  まずは、オオアリ属3亜属の頭幅分布を載せる。左からムネアカオオアリ 1,347個体、ヨツボシオオアリ 730個体、ウメマツオオアリ 2085個体。横軸が頭幅……1目盛 0.04mmと 0.02mmとがあるので要注意、縦軸が個体数%だ。
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