投稿画像
投稿者:kiya
私がヨーロッパに行くキッカケとなった、昔の話をいたします。 皆さんもそれぞれに、初めてヨーロッパに行くキッカケが、有ったと思います。 我家にとっての、ヨーロッパの始まりは、ヨーロッパに行きたいな~、では無くて「オリエント急行に乗りたい」そのためでした。 生まれて40数年間、ヨーロッパ旅行は考えた事も無く、とても遠い異国、という気持ちだけでした。 そう、萩原朔太郎の「フランスに行きたしと思えどもフランスはあまりに遠し・・」、そんな状態でした。 30歳で転職した会社で15年が過ぎて、16日間のリフレッシュ休暇が取れることになった。 この頃の私は、毎日麻雀、休日は爆睡で、家庭をまったく顧みて無かったので、この機会に何とか罪滅ぼしで妻の機嫌を取りたいと、 「どこか行きたい所がある?」と聞いてみた。 ・・・うん!、と妻はしばし沈黙したあと、「一生に一度オリエント急行に乗りたい」と。。。   ・・・何!それ?? 私は、オリエント急行は小説の名前でしか知らなかった。 列車が何処を走っているのかも知らず、慌てて調べてみた。 かっての小説のオリエント急行は、一度解体されたが、1980年代にVSOE(ベニス・シンプロン・オリエントエクスプレス)社が再建して、 この頃は、ロンドン~ベニス間を走っていた。 さっそくJTBに行き、「ロンドン~ベニス全区間のオリエント急行のツアー」を申し入れたが、「そんなツアーは有りません!」と言われてしまった。 しかたなく私は、赤坂にあったVSOE社の営業所に出掛けて、夫婦2名を申し込んだ。 この列車はとても高価だったが、一生に一度だからヨーロッパに行こう!と思い切って決めた。 JTBでは航空券とホテルを手配した。 こんな旅行だったため、初めてのヨーロッパは、嫌応無しに「個人旅行」になってしまった。 1992年5月ヴァージン航空で、ぼく達は、意気揚々と、ヨーロッパに出掛けた。
投稿記事
画像を拡大