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投稿者:なつみ
日本の夏といえば蚊が多い。 フランスは日本よりは蚊が少ないと思っていた。 というのも、パリに住んでいた頃は窓を開けっ放しにしていても蚊に刺されたことは一度もなかった。夜に外出するときも虫除けスプレーなんて使ったことはない。 しかし、パリ中心地に住んでいる友達の家では窓を開けておくと蚊にたくさん刺されると言っていた。その家は4階でとても暑く、もちろんエアコンもないので窓を開けざるをえないらしい。私の家は地上階でいつも涼しかったので窓を開ける機会も少なかったせいかもしれない。(それでも1日に数回必ず開けていたが)南仏に来てから、最初の2週間は窓を開けておいても蚊に刺されることはなかった。それが2週間を過ぎたころ、急に刺されるようになった。一度に何箇所も刺される。夏の終わりになって蚊が増えたのだろうか。 ある日ジャン実家にて、私は夕食を作って振舞った。キッチンのシンクを使うと、きれい好きなジャン母はかならずすべての水滴をタオルで拭き取っていた。料理が終わったあとで拭き取るなら分かるが、料理の最中はシンクを何度も使うのに、一回使ったらすぐに拭き取る。理由は「水滴が蚊を呼び寄せるから」。そんなに蚊を気にしてるんだ…びっくり、日本や東南アジアなら分かるけど、フランスは熱帯の国でもなんでもないのに…と私は驚いた。確かに蚊は水場によってくるが、そんなに毎回拭かれると料理しづらい。私は洗い物がたまらないように料理しながら洗い物もどんどんやってしまうのですが。 フランスには日本では標準装備の網戸がない。こんなに蚊がいるんだったら網戸つければ一発で解決なのに。 まだまだ不思議いっぱいなフランスです。
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