投稿画像
投稿者:松本@GPF
昨年末30日に撮影した3本の動画です。 機体はhttps://rara.jp/rubbermodel/page151 で紹介した主翼展開スパン30cmの円弧翼ライトプレーン。 [YouTube:NWj5B9t3oNY:R] この最初の動画では機体は上昇の途中から主翼を左右に上下させるダッチロールを起こしているのが観察できます。 ダッチロールは横安定(上反角の働き)に対して方向安定(垂直尾翼の働き)が不足している時起こります。 その対策として尾翼を整形して有効垂直尾翼面積を大きくしました。実際には尾翼の両端を結んでいるミシン糸を短くして翼の高さを4cmから5cmに増やしました。 その結果の飛行が2番目の動画です: [YouTube:0ePIbP_onfE:R] 上昇の途中に失速して大きく高度を失っています。 これはV字翼と同じく有効垂直尾翼の長さの増加と同長だけ有効水平尾翼長が短縮して主翼と水平尾翼のバランスが崩れ、主翼の頭上げモーメントが尾翼の頭下げモーメントを越えてしまったためです。 その対策として重心位置を前進させて主翼のモーメントアームを短くして主翼の頭上げモーメントを低減、主翼と水平尾翼のバランスを回復しました。 実際に行ったのは主翼の後退です。飛行が正常になるまで数回のテスト飛行主翼後退を繰り返しました。 その結果が最後の動画です。 [YouTube:U9d6ntSoafs:R] 最後まで急上昇です。 この調整状態の機体写真を添付しました。 なお各動画で最後に急降下しているのは働力飛行終了時にゴム後端を外してデサマにしているからです。 次ページには調整の理屈を図示すると予定です。
投稿記事
画像を拡大