投稿画像
投稿者:kiya
<シク村> クルージ滞在後、憧れのマラムレシュ地方に向けて出発した。 小雨の中をシク村(Sic)に立寄った。ちょうど日曜日で、村の老若男女が民族衣装を着てミサをするという。 ミサのジャマをしないように、おごそかなミサを物陰からじっと見ていた。 教会を出て、村を出発するときに、私のヨーロッパドライブの中で、最大の失敗が起きた。 車が、動けなくなってしまったのだ。 ルーマニアの村の道は、舗装道路の両脇が1mほど未舗装で、その脇は側溝になっている。 私は、側溝にハマらない程度に、タイヤの片側を未舗装の上に乗せ、脇に車を寄せて、坂道の途中に止めておいたのだ。 出発の時、雨とドロで、片側のタイヤがぬめって空回りを始めた。 これはまずいなー!と思っているうち、側溝の方向に傾斜している道のため、タイヤはゆっくり溝の方にすべり出した。 坂道なので、車はすべり出したら、アー!もう止められない。そして、ズルッと右前輪が側溝にハマってしまった。 前輪は駆動輪なので、1本はまると、もう自力での脱出は出来なかった。 少しして、この様子を見ていた村人が2人、家から出てきた。 タイヤに布を敷いて、2人は車を押してくれたが、それでも脱出は出来なかった。 あー!だめかー!と思っていた時、、1人の男が私に待つように仕草して、どこかに行った。 少し待っていると、なんと、トラクターを連れてきた。 車にロープを繫ぎトラクターで引っ張ると、あっという間に側溝から脱出できた。 私は、2人とトラクターの合計3人の男の親切に、とても感謝した。 お礼に何かを!と思ったが、何も持っていなかったので、お礼はお金にした。 私は「サンキュー」と言って、感謝を込めて、手を握るように多めに100レイ札(約2,300円)を渡した。 彼らは、ものすごく喜んで、手を振って去っていった。 きっと、ぼく達のことを肴にしながら、ルーマニアの物価は安いので、3人で美味しいランチを食べた事だろう。 写真:今回のレンタカー。   ヨーロッパのナンバープレートには国名が入っている。ROはルーマニア
投稿記事
画像を拡大