投稿者:とら
高頭通の覆輪銭、次鋳と異なり立派なのに驚きました。
注意し手に入れてみようと思っています。
過去に投稿した画像との事ですが、この銭は結構真鍮っぽい材質で、一目見た時新物かと思ったほどでした。
しかし、よく見ると制作に違和感が無く、少なくとも昭和の物では無さそうなのでゴミ箱行きにはなりませんでした。
所謂真鍮銭は評価が分かれる品ですが、英泉師は比較的高評価を与えていたようです。
2枚目もやや怪しそうな品ですが、製作に違和感がありません。
3枚目は、英泉師旧蔵でタグが6枚もついており、数々の泉譜を飾った上に、下値は10万などとかいてありましたが、そこまでの価値は無さそうです。
私には成分分析までは出来ませんので、大正以降、近代工業的に作られた亜鉛を用い製造された現代の真鍮製なのか調べられません。
状況によっては、明治に入ってから、廃仏毀釈の仏具でも溶かして、8厘と交換するため制作された物という可能性もあるかも知れません。
サイズは、中・長径48.54mm、短径31.67mm、銭文径41.0mm
右・ 48.39mm、 31.88mm、 41.0mm。