投稿者:kiya
(ブラン城)
ブラショフからドラキュラ城として有名なブラン城に行く。ここは観光客も多い。
中国人のツアーも来ていた。良い城だが感動はあまりなかった。
帰りがけに山の上にそびえるルシュノフ城(Rasnov)を、ちらっと見上げて戻った。
(谷崎聖子さんの家)
レンタカーを返却する前に、もう一か所大事な所があった。そう[もしもの時のお助けマン]、ルーマニア在住の谷崎聖子さんの家だ。
彼女は、ブラショフから30kmほど東のスフントゥ・ゲオルゲ(Sfantu Gheorghe)の町に住んでいた。
家の場所を特定するために、この町の地図を碁盤の目に刻んで、A-5というようにマス目の場所が何処か、聞いておいた。
ぼく等が訪れるときは不在だが、ハンガリー人の夫と7歳の息子が居て日本語も少々出来るので、どうぞ来てくださいと言われた。
地図で準備したおかげで、ミサイルの着弾地点のような感じで到着し、家はすぐに分かった。
おそらく建物はソ連の統治下に建てられた、5階建ての古いアパートだった。暗くて広い階段を上がり4階だ。
日本のお土産(崎陽軒の真空パックシュウマイ、お菓子)を準備して訪れた。
ルーマニアで暮らす谷崎さんと7才の息子さん、何の土産が良いか、悩んでいた。
ルーマニアの前に行く国も有って、谷崎さん宅を訪れるのは、日本を発って1か月以上先だ。
空港で買えるクッキーや煎餅では詰まらないし、初めはカステラを考えた。
だが調べると、カステラの正味期限は1ヵ月無いことが分かった。
そして、次に私の地元に近い鎌倉・鳩サブレがいいな!と思ったが、調べるとこれも賞味期限が1カ月無かった。
品質の問題は出ないのだろうけど、なぜか短く設定されていた。
そこで考えたのが、やはり地元に近い、横浜・崎陽軒のシュウマイだった。
崎陽軒の真空パック・シュウマイは、何と賞味期限が、常温で3カ月も有るのだ。意外だったが、これが良いと決めた。
お土産も、いい加減には選ばずに、できるだけ心して選びたい。
お邪魔すると、歓迎してくれて、大事にしまってある品を、出してくれた。
年代物の素晴らしい民族衣装(フォークロア)のコレクションだ。
彼女がルーマニア刺繍の仕事をしているため、必死に集めた年代物の品物で、もう今では作れない素晴らしいコレクションだった。
これが縁で、その数年後、彼女が日本に来て仕事のときに、息子さんをわが家で預かったりした。
町に戻る途中にも、プレジュメール要塞教会(世界遺産)があり、立寄った。古びていて素敵な要塞教会だ。
写真:ブラン城、入り口で待っていてくれた谷崎さんの息子さん。
コレクションの民族衣装、プレジュメール要塞教会