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投稿者:浩泉丸
北海道の旭泉亭様から、雑銭の会の暴々鶏師から分譲された瑕寶手原品をお持ちだとの連絡が入りました。 暴々鶏師旧蔵の瑕寶手4枚は、縁あって私が受け継いでいます。情報を求めているとのことで画像と墨拓をお送りします。 師が雑銭の会の入札に出品した時に興味を持ち、運よく落札出来たものですから、毒を食らわば皿までという訳でもありませんが、師が一生を掛けて集めたものを散逸させるのが勿体ないと感じ、残りも全部落札したような塩梅でしたが、私自身どういったものなのか皆目分からずに今後の研究課題としなければと思っていたところでした。これを機会に情報が集まれば有難いなと思っています。 師は、「いままで10品超、同じものを確認している」と仰っていましたが、「関東のAさん」所有のものもその内の1品なのでしょう。「関東のAさん」が「古拓で見た記憶がある」と語られたと聞いていますが、掲載された「寛永銭講習録」がそれなのかもしれませんね。なお、「寛永銭講習録」は、旧方泉處にあったようですが、舎人坊・石川さんに確認したところ、閉鎖時に散逸(古書店に売ったのだろう)したと仰っていました。(メールより一部修正) 延展の類ですね。雰囲気的に踏潰銭と関係がありそうです。今はまだ密鋳の兄弟銭なんでしょうけど…大きいから目立ちますね。大きいのは気が付きそうですが直写しはちょっと気が付かないなあ。
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