投稿画像

0

投稿者:ベーダー少佐
あsaganさん、本当にごめんなさい。やっぱり模型は戦車だ!ついに、ついに出たMENGのチーフテンMk10!(写真1)もう30年以上待ったのではないか。すでに何度となく、タミヤのMk5を、スティルブリューアーマー付きのMk10しようと思っていたが、いつも詳細がわからず、断念の連続でした。MENGのMk10が発売された今、ストレート組のタミヤのMk5(写真2)を並べる事ができ、その違いを考察する事ができるのです。 タミヤのMk5は40年近く前に購入したもので、購入価格は確か、¥1,000でした。MENGのMk10の価格はその12倍で、消費税加算を考えてもやはり高いなと感じます。しかしながらMENGのMk10の出来は、全く文句の言いようがありません。とりあえず一番手間のかかりそうなキャタピラー(写真3)を組んでみました。片側85枚で、丁寧に組めば非常にスムーズな可動が楽しめます。タミヤのMk5も1/35では2作目で当時としては、かなりの力作でした。とりあえずイントロダクションとして、詳細は次回からと致します。 エピソード:ウクライナ これは一つの物語である。歴史に記録されている限り、大昔からからヨーロッパでは、西方と東方の進撃の繰り返しであり、ウクライナの地は、常にその中心舞台であった。 1943年2月、1000両にも及ぶロシア軍の戦車は、凍てついたウクライナの平原に放たれ、西方に進撃した。この戦車打撃群の進撃を妨害するものは何もなく、ロシア第四の工業都市ハリコフは、直ちにロシア軍に再占領され、ロシア軍は、完全な勝利を確信した。 西方側は絶望していたが、そこに一人の痩せた初老の男が現れた。彼の名は、パウル ハウサーという。初めはだれも信じていなかったが、彼は黒魔術を使い、彼のみが皇帝に逆らうことができ、そして皇帝の私兵軍を操る事ができた。私兵軍は「親衛旗」「帝国」「どくろ」「バイキング」と呼ばれ、「戦争と死」の古代神オーディンがもたらしたルーン文字を、襟章としていた。そしてハウサーの黒魔術が始まった。彼は絶対に起きえない奇跡をおこした。 初めに気が付いたのは、ロシア軍の先方マルキアン ポポフ将軍であった。レーニンの言葉「全ての車両、動かず」の無線連絡を最後に、彼の部隊は壊滅した。そしてハリコフに閉じ込められたロシア軍主力も、ハウサーの操る皇帝私兵軍に狩られ、雪が解けるように消えてなくなってしまった。少数のロシア軍のみが、ハウサーの黒魔術(包囲作戦)から逃れ、東方に逃げ帰った。負けを認めないプロパガンダのおかげで、ごく少数の兵士と命からがら逃げ帰ったポポフは、部隊を率いて、敵中突破を慣行した英雄に仕立て上げられた。 2022年2月、ロシア軍戦車隊は、再び西に進撃し、ウクライナを占領しようとしている。ただし今はパウル ハウサーもいないし、皇帝の私兵もいない。
投稿記事
画像を拡大