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投稿者:関西のT
ここから分かることとして、 ・枚数48枚で無く50枚である事から両替商の絡まない明治初期から中期以降の蔵入りだろう事が、また美品以上が多い事や挿しの内容から大半が流通せず纏められた事も分かります。 以下は気になった点。 ・東京都からでた未使用ばかりの本座銭に混じって同じく未使用の痩通が4/50出現しています。岡藩製ならばこんな所から未使用状態かつ纏まって出現する筈がないのですけど... やはり本座にも痩通が存在すると考える方が自然か?ただし1枚は24.7gオーバーの重量品。 ・石持刻印銭の正字濶縁が1枚出現。ただしすっかり古色がついています。 同時に出現した水戸背異が未使用である事から水戸製ならば未使用状態で出現するのが自然だと思うのですけど、そうで無いという事はやはり久留米説が正しいのか。 ・焦茶の本座異制が2枚出現しましたが、古色がしっかりついています。 慶応末期で鋳砂不足という理由で本座ならば他品の状態から考えて未使用で出現するのが自然だと思うのですが... まあ私が本座異制は本座製でないと考えているのでそう見えるだけかもしれません。 ・青錆未使用の土佐額輪 細字と肥字が同じ銅色、砂目に極小刻印付きで出現しました。(形は違います) 肥字は細字と別座派だったので少し驚いています。が、或いは鋳造地が近く製作が似ているだけの品が混ざってるが正解か? 額輪肥字は奥が深すぎて分かりません... 以上。 ごく少数サンプルからの考察でした‼︎ ※ 画像は、 1枚目 左:本座広郭と左:広郭手 痩通 2枚目は正字濶縁と正字背異 3枚目は本座異制 4、5、6枚目は額輪細字 曲点保(左)と肥字(右)
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